古いゴルフ雑誌に カビが 見つかったら、 ほかの 資料から 隔離した 方が いい?
史料保存・修復
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まず答え
はい。カビが見つかった紙資料は、胞子をほかの資料へ広げないため、まず保管場所から分けます。湿気や水漏れの原因を止め、乾燥と換気を確保し、価値の高い資料や広範囲のカビは保存修復の専門家へ相談します。
詳しい解説
カビが見つかった古いゴルフ雑誌は、そのまま書棚へ戻さず、ほかの紙資料から隔離するのが基本です。米国国立公文書館は、カビのある記録資料を涼しく乾燥し、空気がよく動く場所へ隔離し、カビを生じさせた高湿度や水分の原因を解消するまで元の場所へ戻さないよう案内しています。
米国議会図書館でも、濡れた資料やカビのある資料を発見場所で袋に入れて移送し、専用の回復室で一般収蔵物から隔離して処理しています。ここで重要なのは、濡れた資料を長期間密閉して放置することではありません。移動時の胞子拡散防止と、乾燥・除湿・換気を組み合わせます。
乾いて粉状になったカビも「死んだ」とは限りません。国立公文書館は、乾燥で休眠したカビでも、再び湿度条件が整えば増殖し得るため、周囲へ胞子を広げないように除去する必要があると説明しています。通常の掃除機は胞子を再拡散させるおそれがあり、処置にはHEPAフィルターなど適切な設備が必要です。
また、カビは健康被害の原因にもなるため、むやみにページをめくったりブラシでこすったりしない方が安全です。少量で交換可能な雑誌か、希少なバックナンバーや署名入り資料など保存価値が高いものかで対応も変わります。価値の高い資料、広範囲に広がったカビ、濡れたままの資料は、自己流で洗浄せず保存修復の専門家へ相談します。