ゴルフ百科事典

障害区分が違う選手同士の成績は、WR4GDでどう比較される?

障害者ゴルフ・ランキング

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まず答え

WR4GDは、障害区分ごとに別々の世界ランキングを作る仕組みではありません。資格を満たす選手を、Gross・Net・Stablefordの3つのランキングで比較します。障害の種類そのものへ補正係数を付けるのではなく、対象大会での競技成績をランキングへ反映します。大会によっては別にSport Classを設け、同じ障害特性の選手同士の表彰も行います。

詳しい解説

WR4GD(World Ranking for Golfers with Disability)は、視覚障害、肢体障害、知的障害などをそれぞれ独立した世界ランキングに分ける仕組みではありません。The R&Aは、WR4GDをGross、Net、Stablefordの3つのランキングで運用していると説明しています。アマチュアとプロ、男女を含み、WR4GD Passなど所定の資格を満たした選手の対象大会成績がランキングへ反映されます。

そのため、障害区分が違う選手同士でも、WR4GDでは同じランキング内で比較されることがあります。EDGAも、WR4GD SeriesやOpen Seriesを複数の障害カテゴリーが一緒に参加するpan-disability形式として案内しています。ここで障害の種類そのものに「この障害なら何打加算・減算」という補正を付けて順位を作るわけではありません。

ただし、Gross・Net・Stablefordは比較方法が異なります。Grossは実打数を中心に競技成績を比べ、NetやStablefordではWHSハンディキャップを使った競技形式が含まれます。つまり、障害カテゴリーの違いを直接数値補正するのではなく、競技形式とハンディキャップ制度を通じて成績を比較します。

一方、WR4GDの順位と、障害特性に応じたSport Classは別の仕組みです。The G4D Openでは、WR4GDを通じて選ばれた選手が全体の男子・女子タイトルを争う一方、Standing、Sitting、Visual、IntellectualなどのSport Classごとの表彰も行われます。Sport Classは、障害がゴルフのプレーへ与える影響を踏まえて、より近い条件の選手同士でも競えるようにする大会側の分類です。

したがって、「障害区分が違うからWR4GDでは直接比較できない」わけでも、「障害差をWR4GDが完全に数式で補正している」わけでもありません。WR4GDは複数の障害カテゴリーを横断したランキングで、必要に応じて大会側がSport Classを併用して公平な競争機会を作っています。