運動学習・明示学習/暗黙学習
スイングは、動きを言葉で説明できないと身についたとは言えない?
いいえ。動きを言葉で細かく説明できなくても、時間を空けて再現できたり、条件を変えて使えたりするなら、学習が進んでいる可能性があります。言葉で説明できることと、動作として身についていることは同じではありません。
運動学習では、動きの手順やルールを言葉で理解する明示的な学習と、細かなルールを意識せずに技能を獲得する暗黙的な学習を分けて考えます。ゴルフのパッティング研究では、暗黙的に練習した群は言葉にできるルールが少なくても、時間を空けた保持テストで明示的に学んだ群と大きな差が出なかった例があります。
暗黙学習が常に優れるという意味ではありません。2024年のゴルフ運動学習の系統的レビューでは、暗黙学習と明示学習のどちらが有利かは結論が一致しておらず、研究の多くは初心者の短いパットです。
「説明できるか」だけを定着の判定にせず、時間を空けても再現できるか、距離やクラブなど条件を変えても使えるかを見る方が実用的です。言葉は理解や修正の助けになりますが、言語化できる量そのものを上達の点数にはしない方が安全です。
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