ゴルフ百科事典

片目をつぶってパットのラインや距離を見ると、両目で見るときと判断は変わる?

視覚・両眼視

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まず答え

変わることがあります。片目を閉じるとなど、左右の目を一緒に使う奥行きの手掛かりが減るため、特に距離や高低差の判断精度は変わり得ます。ただし片目でも遠近法や大きさ、地面の模様など多くの手掛かりを使えるので、必ずパットの読みが悪くなるわけではありません。

詳しい解説

片目を閉じると、左右の目に生じるわずかな像のずれで奥行きを読む「両眼視差」が使えなくなります。一般の実験では、4.5〜18mの範囲で両眼の方が片眼より奥行き推定の精度が高く、片眼では奥行きを短く見積もる傾向も報告されています。

左右の目は異なる位置にあるため、手前と奥の物の位置関係が少し異なる像になります。脳はその差も奥行きの手掛かりに使います。図は正立した視野内の相対位置の概念例で、網膜投影や個人の立体視能力を測る図ではありません。

ゴルフでも視覚情報はパットに関係します。5フィートと15フィートのパットを比べた研究では、ボールを見る通常の視覚条件は、目隠しや関係のない場所を見る条件より距離誤差が小さくなりました。ただし、これは「片目と両目」を直接比較した実験ではありません。

また、ラインの見え方は距離だけでなく、頭の向き、目の位置、利き目、傾斜や芝面の模様などにも左右されます。ゴルファー31人を調べた研究では、正面を見るときの利き目とパッティング姿勢での利き目は一致せず、利き目だけで技能の高さも説明できませんでした。

実用上は、片目で見ることを距離読みの標準にはせず、両目を開けた状態を基準にします。もし片目を閉じるとラインが見やすい感覚があるなら、同じ距離・同じ傾斜で両条件を複数回比べ、出球方向と距離誤差の両方が安定するかを確認します。片目で見え方が大きく変わること自体はあり得ますが、それだけで「利き目に合わせた方が正しい」とは判断できません。