ゴルフ百科事典

ゴルフでいう「両眼視差」って何?

視覚・両眼視

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まず答え

は、左右の目が少し離れた位置から同じ物を見ることで生じる、左右の網膜像の位置の違いです。脳はこの差を奥行きの手掛かりの一つとして使います。ゴルフではボールや目標までの空間把握に関わり得ますが、距離判断は両眼視差だけで決まりません。

詳しい解説

左右の目は数センチ離れているため、同じ物体を見ても左目と右目ではわずかに違う位置関係の像が入ります。この左右像の差が両眼視差です。脳は両眼視差を使って立体感や奥行きを判断しますが、実際のには対象の大きさ、遠近法、地面の模様、頭の動きなど他の手掛かりも使われます。

左右の目は異なる位置にあるため、手前と奥の物の位置関係が少し異なる像になります。脳はその差も奥行きの手掛かりに使います。図は正立した視野内の相対位置の概念例で、網膜投影や個人の立体視能力を測る図ではありません。

ゴルフでは、ボールとカップ、ボールとクラブ、周囲の地形などの位置関係を見るときに両眼視が働きます。ただし「両眼視差が良いほどパットが入る」と単純には言えません。ゴルファーは視覚情報だけでなく、経験による校正や身体感覚も使って結果を合わせています。

Dhaliwalらは30人を対象に、通常の頭位、頭を回した姿勢、パッティングに近い頭を傾けた姿勢で立体視閾値を測定しました。頭位によって立体視成績が変化し、経験のあるゴルファーでは頭を傾けた条件で非ゴルファーより良い成績を示しました。ただしこれは修士研究で、標本も小さく、実際のパット成績を直接測った研究ではありません。

Daltonは31人のゴルファーで、通常の正面視とパッティング姿勢では眼優位の測定結果が一致しないことを報告しました。これは両眼視差そのものの研究ではありませんが、ゴルフでは頭・目の姿勢によって視覚条件が変わることを示す材料になります。

実用上は、両眼視差を単独の能力値としてスイングやパットの良否へ直結させません。奥行きや距離の見え方に違和感がある場合も、両眼視差だけでなく視力、両眼の協調、頭位、環境の視覚手掛かりなどを分けて考えます。