ゴルフ場の カーボンフットプリントには、 来場者の 車移動も 含める?
環境・カーボンフットプリント
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まず答え
算定範囲によります。ゴルフ場が直接使う燃料や電力だけを見るなら来場者の車は入りませんが、間接排出まで含む算定では、来場者の往復移動はスコープ3の「顧客移動」として計上できます。特に影響が大きい場合は、算定範囲を明示して追跡するのが適切です。
詳しい解説
カーボンフットプリントは、どこまでを算定範囲に含めるかで数字が変わります。ゴルフ場が所有・管理する車両や燃料の使用は直接排出、購入電力は間接排出として扱われますが、来場者が自家用車などでゴルフ場へ往復するときの排出は、施設が直接所有・管理する排出源ではありません。
GHG Protocolは、施設への顧客のタクシー、シャトル、乗用車などの移動による排出をスコープ3として扱えると説明しています。特に、その移動が施設全体の排出の中で大きな割合を占める場合は、スコープ3の顧客移動として追跡・報告する理由が強くなります。
一方、来場者移動は測定が難しい項目です。往復のどこまでを対象にするか、平均移動距離、1台あたりの人数、車種、燃料、公共交通の利用率などで結果が変わります。そのため、単に「来場者数×一定距離」で固定するより、会員・来場者アンケートや予約時の郵便番号など、再現できる方法で前提を決めます。
ゴルフ場同士の数値を比較するときも、来場者移動を含む施設と含まない施設では総排出量の意味が違います。比較や削減目標に使うなら、スコープ1・2だけなのか、スコープ3の来場者移動まで含むのかを明記する必要があります。
つまり、来場者の車移動は「必ず全ての算定に入る」ものではありませんが、ゴルフ場の活動が生む広い気候影響まで見たい場合には、重要なスコープ3項目として扱えます。