ゴルフ百科事典

ゴルフ場のCO2排出量を比較するとき、面積や来場者数で割って見る必要がある?

炭素・エネルギー

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まず答え

比較目的なら、総排出量だけでなく面積や来場者数などで割った「排出原単位」も見ると公平に比べやすくなります。ただし、どの分母が正しいかは目的次第なので、総量を消さず、同じ計算範囲・同じ分母で比較します。

詳しい解説

ゴルフ場の温室効果ガス排出量には、まず施設全体で年間どれだけ排出したかという「総量」があります。これは気候への実際の負荷を把握する基礎なので、比較のために原単位へ換算しても総量そのものは残しておく必要があります。

一方、規模の違う施設を総量だけで比べると、広いコースや来場者の多い施設ほど大きく見えやすくなります。GHG Protocolでは、排出量を物理的な活動量や経済的な出力で割った指標を「intensity ratio(排出原単位)」として扱い、似た事業同士を比較する際の正規化した指標として使えるとしています。

ゴルフ場なら、目的に応じて「管理面積あたり」「1ラウンドあたり」「来場者あたり」などを補助指標にできます。ただし、面積で割ればコース管理の効率を見やすくなる一方、クラブハウスや飲食、カート利用の影響は見えにくくなります。来場者数で割ればサービス1回あたりを見やすくなりますが、18ホールと9ホール、会員制とリゾート型などの運営差には注意が必要です。

GEO Foundationのゴルフ施設向けOnCourseも、コースとクラブハウスを含む包括的なカーボンフットプリントの計算を前提にしています。したがって、比較ではまず同じ排出範囲で総量を算出し、そのうえで比較目的に合う共通の分母を決め、総量と原単位を併記するのが安全です。