ゴルフ百科事典

コーチを変えるとき、前のコーチの指導内容は新しいコーチに伝えた方がいい?

コーチ変更・指導履歴

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まず答え

はい。前の指導をそのまま引き継いでもらう必要はありませんが、直近で何を直していたか、どんな言葉や練習を使ったか、球筋がどう変わったかは伝えた方が状況を共有しやすくなります。新しいコーチには、その情報を踏まえて改めて評価してもらいます。

詳しい解説

コーチを変えるときは、前のコーチの指導内容を隠すより、短く共有した方が整理しやすくなります。ただし、新しいコーチに前の方針をそのまま継続してもらうためではなく、現在の動きがどんな経緯でできているかを伝えるためです。

ゴルフの運動学習研究では、注意を向ける対象や言葉の内容によって、同じパッティングでも動き方や結果が変わることが示されています。つまり、直前まで受けていた指示は、その時点のスイングや本人の意識に影響している可能性があります。新しいコーチがその背景を知らないと、意図して試している動きを別の問題として扱うことがあります。

共有するなら、過去のレッスンを全部説明する必要はありません。①直近の主課題、②使っていた練習方法、③意識していた言葉やポイント、④それで球筋・がどう変わったか、⑤まだ困っていること、の5点程度で十分です。動画や計測データがあれば、言葉だけより状況を確認しやすくなります。

その上で、新しいコーチには前の説明に合わせてもらうのではなく、現在の球筋・打点・動きを改めて見てもらいます。前の指導と違う提案が出た場合は、『目的が違うのか』『同じ目的を別の方法で直しているのか』を確認すると、単なる言葉の違いと本当の方針変更を分けやすくなります。

なお、前の指導内容を伝えた場合と伝えなかった場合でゴルフ上達を直接比較した研究は確認できません。このため「必ず伝えれば上達する」とは断定せず、指示内容が運動学習へ影響し得ることを踏まえた情報共有として扱います。