ゴルフボールの 「多層構造」は、 各層で 何を 分担している?
ゴルフボール/多層構造
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詳しい解説
ゴルフボールの多層構造は、一つの材料ですべての性能を受け持たせるのではなく、内側から外側まで役割を分ける設計です。
Titleistの技術解説では、Pro V1系を例に、コアとその外側の中間層、最外層のウレタンカバーで性能を作り分けています。ドライバーのようにロフトが小さく衝突が正面に近いショットでは、主にコアや中間層の圧縮・復元がボール初速やスピンへ関わります。一方、ウェッジのようにロフトが大きく斜めに当たるショットでは、カバーとフェースの相互作用がスピンへ強く関わります。
このため、多層構造では「長いクラブではスピンを抑えたい」「短いクラブではスピンを増やして止めたい」といった異なる要求を、一つのボールの中で調整しやすくなります。中間層には、コアとカバーの間で速度・スピン・打感を細かく調整する役割も持たせられます。
ただし、3ピースより4ピースの方が必ず上位、という意味ではありません。性能は層数だけではなく、各層の材料、硬さ、厚さ、寸法の組み合わせで決まります。ボールを選ぶときは「何層か」だけでなく、ドライバー、アイアン、ウェッジで実際にどんな高さ・スピン・打感になるかを見た方が実用的です。