ゴルフ百科事典

ゴルフでいう「方向推定誤差」って何?

知覚・エイミング

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まず答え

方向推定誤差は、自分が「この方向が目標線だ」と判断した方向と、実際の正しい目標線との差です。パットでは角度で表せますが、見え方の誤差と実際に打ち出す方向の誤差は同じではありません。

詳しい解説

方向推定誤差は、目で判断した狙い方向が物理的な正しい目標線からどれだけずれたかを表します。パッティング研究では、ボールからカップへの正しい線に対して何度ずれた方向を選んだかで評価されています。

方向知覚の校正では、真っすぐに見える方向を外部基準で確かめ、結果を手掛かりに調整します。知覚判断の改善と実打の改善は分けて評価します。三方向の差は説明のための架空例で、研究群の誤差、修正の効果量、球の曲がる軌道ではありません。

van Lierらの2011年研究では、頭と目の位置を変えると方向知覚の誤差が変わりました。一方、実際のパット方向は同じようには変わらず、初心者には右方向への打ち出し誤差がみられたものの、熟練者ではその誤差が小さくなっていました。つまり「真っすぐに見える方向」と「実際に真っすぐ打てる方向」は別の処理を含みます。

別の2018年研究でも、熟練者24人と初心者24人を比較すると、初心者は知覚課題で大きな方向バイアスを示しましたが、熟練者では知覚・実打ともそのバイアスが確認されませんでした。ただし距離や構え、課題条件で結果は変わり得ます。

実用上は方向ミスを、①目標線をどう見積もったか、②フェースをどこへ向けたか、③ボールがどこへ出たかに分けます。方向推定誤差だけからストローク不良を断定せず、基準線やレーザーなどで知覚と実打を別々に確認します。