ゴルフの 「グリップ圧ピーク」って 何?
グリップ・圧力
まず答え
グリップ圧ピークは、スイング中に手や指がクラブへ加える力が、指定した区間で最大になった値や時点です。左右の手・指・計測区間で別々にピークが出るため、「最大グリップ圧」だけでは何を測ったか確認が必要です。
詳しい解説
グリップ圧ピークは、スイング中に計測したグリップ力の波形で、指定した手・指・区間の力が最も大きくなった点を指します。センサーが測っているのは厳密には圧力ではなく力の場合もあるため、機器の単位と計測方法を確認します。
Komiらは能力の異なる20人を対象に、グリップへ付けた薄膜センサーと、左右の手に配置した31個のセンサーでティーショット中の力を測定しました。各ゴルファーには繰り返し現れる固有のグリップ力波形がありましたが、波形の形はゴルファー間で大きく異なりました。高速度動画も同期し、スイング局面と力の変化を対応させています。
LanglaisとBrokerはハンデ0〜7の8人について、自分の7番アイアンとドライバーで左右手・手の部位別のグリップ力を測定しました。グリップ力はスイング中に大きく変動し、力の大きさとピークが現れる時期には参加者間で違いがありました。一方、同じ選手では複数スイングの力波形が高く再現しました。
したがって、ピーク値を見るときは、①左右どちらの手か、②どの指・手の部位か、③スイング全体の最大値か特定局面の局所ピークか、④力か圧力か、⑤ドライバーかアイアンかをそろえます。ピークが大きいほど良い、インパクトで最大にすべき、といった固定基準にはできません。
実用上は、絶対値だけでなくピークが出る時刻と波形全体を複数球で比較し、打点、フェース向き、クラブ速度、球筋が安定したショットで本人のグリップ力パターンがどう再現しているかを見ます。