グリップ圧・握る力
グリップは、強く握るほどスイングが安定する?
強く握るほど安定する、という一律の関係はありません。熟練者でもグリップ力はスイング中に変化し、絶対値やタイミングには個人差があります。
低ハンデのゴルファーを計測した研究では、グリップ力はスイング中に大きく増減し、力の大きさやピークの時刻は人によってかなり異なりました。一方、同じ本人では複数スイングの力の波形がよく再現され、7番アイアンとドライバーでも個人ごとの特徴に高い共通性が確認されています。
力は左右の手や指で均等でもありません。リード側の手、とくに小指側の指が大きな力を出す例や、左右の手で異なる力・トルクを担う計測結果があります。安定性を「両手でずっと同じ強さで握ること」と考えるのは実態と合いません。
弱すぎてクラブがずれるのは避ける必要がありますが、全員共通の理想値を固定できる強い根拠もありません。クラブを確実に保持できる範囲で、本人の打点・出球・散らばりが安定する力の配分とタイミングを探します。
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