ゴルフ百科事典

ウェッジの「リーディングエッジ半径」って何?

クラブ・芝相互作用/リーディングエッジ

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まず答え

フェースとソールが交わる前縁を、横から見た断面でどれだけ丸めているかを半径で表した設計値です。小さいほど鋭い移行、大きいほど丸い移行になります。ただし測定断面や呼び方はメーカーで異なり、この数字だけで「刺さる・抜ける」を決めることはできません。

詳しい解説

リーディングエッジは、クラブフェース下端とソール前端がつながる部分です。その断面を完全な鋭角ではなく円弧でつないでいる場合、その円弧の大きさを半径で表したものがリーディングエッジ半径です。一般に半径が小さいほど角に近い鋭い形になり、半径が大きいほど丸い形になります。

前縁断面を円弧で丸める場合の半径を示します。断面方向と境界角度をそろえた幾何学的な例で、実際のロフト、刃先高さ、性能差や特定の加工形状は再現していません。

ゴルフクラブの設計特許では、フェース面とソール面をつなぐ「finished leading radius」を製造上の形状パラメータとして明示している例があります。別のアイアン設計特許では、ヒールからトウへ続く前縁の曲線にも曲率半径を設定しています。こちらはフェースとソールをつなぐ断面の丸みとは、測る方向が異なります。

ただし、特許に書かれた設計意図は、独立した比較試験で性能が証明されたことと同じではありません。実際の芝への入り方は、リーディングエッジ半径だけでなく、角、ソール幅、ソールの丸み、フェースの開き方、シャフトの前傾、入射角、芝や砂の硬さ・水分などが同時に影響します。

また「リーディングエッジの丸み」という言葉が、フェースを正面から見たトウ〜ヒール方向の曲線を指す場合もあります。製品同士を数値比較するときは、どの断面の半径なのかを先に確認する必要があります。

したがって、リーディングエッジ半径は『前縁の鋭さ・丸さを構成する一つの形状値』として読み、単独で抜けの良し悪しを決めないのが安全です。