ゴルフ百科事典

グリーン輪郭・起伏設計とは?

グリーン設計

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まず答え

グリーンの外周形状とパッティング面の高低差を組み合わせ、入口、カップ区域、球の集まり方、外した時の反応を作る設計です。複雑にすること自体が目的ではなく、想定するグリーン速度でも十分なカップ位置とプレー性を残すことが前提です。

詳しい解説

グリーンの輪郭・起伏設計は、外周の形と、パッティング面の中にある高低差を一体で考える設計です。外周は丸い・細長い・張り出しがあるといった形だけでなく、どこから地上で入りやすいか、どのカップ位置をバンカーや傾斜が守るかにも関わります。内部の起伏には、尾根、谷、受け面、段差などがあり、球の転がり方や停止位置を変えます。

内部傾斜はパッティング面の高低差です。起伏は球の動きや区域の分かれ方に関わり、使えるカップ位置はグリーン速度との組合せでも変わります。図は中央が高い一例で、すべてのグリーンの構造や安全なカップ位置を示しません。

ASGCAは、グリーンの起伏をパッティング面の中だけに作る方法も、周囲のマウンドを面内へつなげて複数のカップ区域を分ける方法もあると説明しています。こうした形は、アプローチでどの区域へ運ぶか、同じグリーン上でもどのルートでパットするかという選択を作ります。外周の形と内部起伏は別々ではなく、カップ区域、入口、周囲のハザードとの関係まで含めて機能します。

ただし、起伏を強くすれば良いわけではありません。傾斜が強すぎると、想定するグリーン速度では球が止まりにくくなり、使えるカップ位置が減ります。USGAが紹介したThe Club at Ravennaでは、強い起伏のため公平に使えるカップ位置が一部のグリーンで面積の約20%しかなく、改修で起伏を緩和しました。USGAも、グリーン速度が上がるほど傾斜の影響が大きくなり、以前使えた場所がカップ位置に適さなくなることがあるとしています。

そのため設計では、①外周の形、②内部の尾根・谷・段差、③アプローチの入口とハザード、④確保できるカップ区域、⑤想定するグリーン速度、を一緒に見ます。輪郭・起伏設計の目的は、単に難しく見せることではなく、複数の攻略線とカップ位置を作りながら、実際にプレーできる表面を成立させることです。