ゴルフ百科事典

パーシモンウッド時代とは?

用具史/ウッド

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まず答え

ドライバーなどのウッドヘッドに柿材(パーシモン)が広く使われた時代です。20世紀初頭から1980年代初めごろまで木製ドライバーの代表的な材料で、1980年代以降に中空の金属ヘッドが急速に普及して主役が交代しました。

詳しい解説

パーシモンウッドは、主に柿材を削り出してヘッドを作った木製のドライバーやフェアウェイウッドです。「ウッド」という呼び名が、実際に木で作られていた時代の代表例です。

The R&Aのクラブヘッド史調査では、パーシモン製ドライバーは20世紀初頭から1980年代初めまで、ツアープロから一般ゴルファーまで典型的なドライビングクラブでした。木材の塊から形を作るため、現代の中空金属ヘッドのように大きな内部空間を使って重量を外周へ配る設計には限界がありました。

木製ウッドの基本的な塊の構造と、中空金属ウッドの外殻・内部空間を区別する概念図です。実製品にはインサート、ウェイト等もあり、図はヘッドの実断面や製法を再現しません。同じ大きさの円は内部構造を比べるためで、同じ重量や同じ性能の比較ではありません。中空化・材料選択による設計余地と、完成品の性能は分けて考えます。

転換点は金属ヘッドです。アルミ、スチール、のちにチタンなどを使うことで、中空のまま大型化し、質量を大きく増やさずに慣性モーメントや設計自由度を高めやすくなりました。The R&Aによると、金属ウッドは1980年代に主要ツアーで存在感を急速に増し、1990年代には大型ヘッド化が進みます。

したがって「パーシモン時代」は単に昔の素材名ではなく、木の塊を削って作るヘッド設計が主流だった技術時代を指します。金属化は見た目を変えただけでなく、ヘッドを中空・大型化し、重量配分の自由度を広げた点が大きな変化でした。