企業が ゴルフ大会の スポンサーに なる 目的は、 広告以外にも ある?
企業とゴルフ文化
まず答え
あります。企業名の露出だけでなく、顧客・取引先との関係づくり、会場での商品体験、社員や地域との接点、慈善活動や地域貢献などを目的にする例があります。実際の価値は「ロゴが何回映ったか」だけでなく、誰と接点を持てたか、どんな体験や地域活動を作れたかまで見ます。
詳しい解説
ゴルフ大会のスポンサーシップは、テレビや会場に企業名を出す広告枠だけではありません。PGA TOURの公式発表を見ると、スポンサー企業は複数の目的を同時に持っていることが分かります。
一つは顧客や取引先との関係づくりです。Barracuda Networksはタイトルスポンサー継続時の公式発表で、大会を顧客やパートナーとつながるための「背景」として活用してきたと説明しています。Insperity Invitationalの公式発表でも、スポンサー投資が地域の企業コミュニティにネットワーキング機会を生むことが示されています。大会のラウンジ、プロアマ、招待席などは、通常の広告とは違い、長い時間を一緒に過ごせる接点になります。
二つ目は、商品やサービスを実際に体験してもらうことです。Valsparのスポンサー事例では、PGA TOURが、ファンとの接点、ビジネスパートナーとの交流、大会を使った製品紹介をスポンサー活用の成果として挙げています。Skechersの大会協賛でも、会場内の店舗やVIPホスピタリティなどを通じて参加者との接点を作っています。
三つ目は地域貢献です。PGA TOURの複数のスポンサー発表では、慈善寄付、ジュニアゴルフ、地域団体への支援が大会協賛の目的として明示されています。Insperity Invitationalは地域への慈善的な足跡とジュニア支援、Truist Championshipは地域社会への影響をパートナーシップの目的として説明しています。
したがってスポンサー効果を測るときは、①広告露出、②顧客・取引先との商談や関係形成、③会場での商品・サービス体験、④ファンとの接点、⑤地域貢献・慈善活動、⑥社員の参加や社内活性化などを分けて見ます。どの目的を重く置くかはスポンサー企業ごとに異なり、すべての協賛が同じ狙いを持つわけではありません。