大会の 冠スポンサーと 一般スポンサーは、 得られる 権利が どう 違う?
スポンサーシップ・権利ビジネス
まず答え
冠スポンサーは大会名に企業名・ブランド名が入るなど、大会そのものと結びつく最上位の露出を持つことが多いです。一般スポンサーは「公式○○」「協賛」「プレゼンティングスポンサー」など契約ごとの権利を持ちます。具体的なロゴ掲出、接待、販売促進、商品カテゴリー独占などは大会ごとの契約で変わります。
詳しい解説
冠スポンサーと一般スポンサーの最大の違いは、大会そのものにどこまでブランド名が組み込まれるかです。
PGA TOURでは、企業がタイトルスポンサーになると大会名そのものが企業名を含む形へ変わる例があります。2024年にはナパの大会がProcoreのタイトルスポンサー就任により「Procore Championship」となり、Truistの契約でも大会名が「Truist Championship」へ変更されました。大会名がテレビ、配信、公式サイト、結果表示などで繰り返し使われるため、タイトルスポンサーは大会と強く結びつく露出を得ます。
一方、スポンサーにはタイトル以外にも複数の階層があります。PGA TOURのJohn Deere Classicの契約では、John Deereは大会のタイトルスポンサーであると同時に、PGA TOURのOfficial Marketing Partnerとして複数の商品カテゴリーの公式指定も持っています。Valspar Championshipの例では、Valsparがタイトルスポンサー、Sherwin-Williamsが大会のローカルなプレゼンティングスポンサーという別区分で参加しています。
つまり『一般スポンサー』という一つの標準パッケージがあるわけではありません。契約によって、会場や中継でのロゴ掲出、商品カテゴリーの独占、顧客向けホスピタリティ、会場での展示・販売促進、デジタル媒体での露出、選手や大会素材の利用範囲などが組み合わされます。
冠スポンサーだからすべての権利を独占できるとも限りません。大会名は冠スポンサーでも、別企業が公式車両、公式飲料、公式機器などのカテゴリー権利を持つことがあります。逆に一般スポンサーでも、特定カテゴリーでは強い独占権を持つ場合があります。
したがって比較するときは、肩書きだけでなく、①大会名への組み込み、②カテゴリー独占、③媒体・会場での露出、④顧客接待、⑤販促・コンテンツ利用、⑥契約期間と対象地域を確認するのが適切です。