ゴルフ百科事典

同じゴルフコースでも、朝と夕方では写真の傾斜や起伏の見え方が変わる?

コース写真・地形

あとで読む保存した記事へ →

まず答え

変わり得ます。地形そのものは同じでも、太陽の向きと高さが変わると、斜面にできる明暗と影の方向が変わるためです。低い斜光では起伏が強調される場所もあれば、逆に見えにくくなる場所もあります。

詳しい解説

同じ場所を同じ方向から撮っても、朝と夕方でフェアウェイやグリーン周辺の起伏の見え方は変わり得ます。地面の勾配が変わるのではなく、光の当たり方が変わるからです。

米国地質調査所(USGS)は、標高データから地形を陰影表示するhillshadeについて、太陽の方位角と高度を設定し、周囲の地形との関係から各地点の明るさを計算すると説明しています。実際、USGSの3DEP表示例では、太陽方位315度・高度45度の条件で陰影を作り、別の多方向陰影では複数方向の光を使っています。これは、同じ地形でも光源の方向によって見える陰影が変わることを示しています。

時刻や季節で太陽の高度・方位が変わると、同じ芝でも影や反射条件が変わります。図は高度による影の長さだけを取り出した例です。同じ時計時刻でも季節が違えば同じ太陽位置とは限りません。

朝夕は太陽高度が低く、斜面の向きによって明るい面と影になる面の差が出やすくなります。そのため、マウンド、谷、フェアウェイのうねり、グリーン周辺の落ち込みなどが写真で強く見える場合があります。一方、光が斜面の向きと合わないと、実際には傾斜していても平らに見えることがあります。

ただし、写真の見え方は光だけでは決まりません。撮影方向、レンズ、露出、雲、芝の色や刈り目でも変わります。コース写真から傾斜を判断するときは、朝夕どちらか1枚だけで形状を断定せず、別時刻・別方向の写真や標高データも併用する方が確実です。