GD

ゴルフ百科事典

クラブヘッド・素材/カーボンクラウン

ドライバーのカーボンクラウンは、何のために使うの?

主な目的は、ヘッド上部のクラウンを軽くして、その分の重量をソールや後方などへ再配置し、重心位置や慣性モーメント(MOI)を調整する余地を作ることです。カーボンそのものが自動的に飛距離や寛容性を生むのではなく、浮いた重量をどこへ置くかが重要です。

主な目的は、ヘッド上部のクラウンを軽くし、そこで生まれた重量の余裕を別の場所へ置き直せるようにすることです。ドライバーヘッドは限られた総重量の中で設計されるため、上側のクラウンを軽量化できれば、その分をソール側、後方、外周などへ再配置しやすくなります。

PINGのG430 MAX 10Kでは、超軽量の複合材クラウン「Carbonfly Wrap」で生んだ重量を重心を下げる方向へ再配置し、MOIを高める設計だと説明しています。現行のG440 MAXでも、Carbonfly Wrapクラウンなどによる軽量化を、より低い重心と寛容性の向上に使っています。TaylorMadeのM1も、軽量な多層カーボンクラウンで生んだ重量余裕をソール側や可変ウェイトへ回す設計を説明しています。

つまり、カーボンクラウンの価値は「カーボンだから直接ボールが速くなる」ことではなく、重量配分の自由度を増やすことにあります。低い位置へ置けば重心を下げる方向、後方や外周へ置けばMOIを高める方向へ使えます。

ただし、カーボンクラウンなら必ず低スピン、高MOI、高初速になるわけではありません。実際の性能は、何グラム軽くできたか、その重量をどこへ再配置したか、ヘッド形状、フェース、可変ウェイトなどの組み合わせで決まります。素材名だけで判断せず、重心位置やMOI、実際の弾道と散らばりまで見るのが適切です。

ゴルフ百科事典へ

最終更新