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ゴルフ百科

神経科学/運動自動化

練習を重ねると、なぜスイングを考えなくても打てるようになるの?

反復練習で、動作を毎回こと細かく考えなくても実行できる「自動化」が進むためです。運動学習では、運動野と大脳基底核などの回路が練習に応じて変化し、必要な注意が少なくなることが知られています。自動化しても、狙いや状況判断まで無意識になるわけではありません。

新しい動きを覚え始めた時は、順番やタイミングを意識しながら実行するため、多くの注意を使います。反復が進むと、同じ動作を出すための神経活動が整理され、別の課題が加わっても動作が崩れにくくなる「自動化」が進みます。運動学習の研究では、運動野と大脳基底核を結ぶ回路の変化が技能獲得に関わり、十分に練習した動作では前頭部などの努力的な制御への依存が小さくなることが示されています。

ゴルフで「細かい動きを考えなくても振れる」感覚も、この仕組みで説明できます。自動化は脳が働いていない状態ではなく、慣れた運動を少ない注意で実行できる状態です。空いた注意を狙い、距離、風、ライなどへ向けられる利点があります。

プレッシャーが強い場面や動きを意識し直した時には、慣れた運動へ細かな意識が戻り、かえってぎこちなくなることもあります。ゴルフスイングそのものの脳回路変化を長期追跡した研究は限られるため、ここは一般的な運動学習とゴルフ課題の研究を合わせた説明です。

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