プロゴルファーの 未公開情報が 賭けに 使われると、 なぜ競技の 公正性の 問題に なる?
スポーツベッティング
まず答え
一部の人だけが、選手の体調やコース状態など公開前の情報を使って賭けで有利になれると、市場の公平性だけでなく『競技関係者が結果や情報を賭けに利用しているのではないか』という疑念につながるからです。PGA TOURは、賭けに使われると分かっている内部情報の提供を禁止しています。
詳しい解説
スポーツ賭博では、公開されている情報を全員が同じように分析することと、競技関係者だけが知り得る未公開情報を利用することは分けて考えられます。
PGA TOURのIntegrity Programは、選手、キャディ、関係者、スタッフなど対象者が、その立場だから知り得た非公開情報を第三者へ提供し、それが賭けに使われると知っていた、または使われると知るべきだった場合を禁止行為としています。
同規程が例に挙げる内部情報には、選手の健康状態やコースの状態などがあります。例えば、負傷でプレー能力が落ちていること、棄権の可能性、通常はまだ公表されていないコース条件などを一部の賭け手だけが先に知れば、公開情報だけで参加する人より有利になり得ます。
さらに重要なのは、賭け市場だけの問題ではないことです。競技関係者が内部情報を売る、結果に影響する行為を依頼される、といった関係が生まれると、選手が全力で競技しているのか、競技結果が賭けによって歪められていないかという疑念につながります。PGA TOURはIntegrity Programの目的を、賭けに関連した腐敗を防ぎ、競技が常に選手の最善の努力を反映していること、そしてそう見えることを守ることとしています。
そのため、内部情報の提供禁止、違反や不審な接触の報告義務、賭け市場の異常監視を組み合わせています。問題の中心は『情報を知っていたこと』そのものではなく、非公開情報を賭けの優位や競技への不当な影響へ結びつけることです。