ゴルフ百科事典

同じホールでも、朝と午後で風向きが変わることがあるのはなぜ?

地形・局地風

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まず答え

あります。広い範囲の風に加えて、日射で斜面や谷が暖まることで生じる局地風が時間帯によって変わるためです。特に起伏の大きいコースでは、朝と日中で風向や強さが変わることがあります。ただし毎日同じ変化になるわけではありません。

詳しい解説

同じホールでも、朝に感じた風向きが午後まで続くとは限りません。コース上の風は、天気図規模の風だけでなく、周囲の斜面や谷が暖まったり冷えたりして生じる局地風の影響も受けるからです。

米国国立気象局(NWS)は、日中に太陽で谷の斜面が暖められると、斜面に沿って上向きの風が生じ、谷では上流・上り方向の『谷風』が発達しやすいと説明しています。反対に、夜間は斜面が放射冷却で冷え、冷たい空気が低い方へ流れる『山風』が生じやすくなります。

朝は夜間の冷却でできた風が弱まり、日射が強くなるにつれて日中型の局地循環へ移る時間帯です。そのため、午前と午後で同じ地点の風向や強さが変わることがあります。尾根、谷、林帯などは風を曲げたり絞ったりするため、隣のホールでも変化の出方は同じとは限りません。

ただし、局地風より広域の風が強い日は地形による循環が目立たないこともあります。『午後は必ずこの方向』という固定則にはできません。

プレーでは、朝に覚えた風向きをそのまま使わず、ショットごとに現在の風を確認するのが安全です。特に谷越えや尾根沿いのホールでは、時間帯による局地風の変化も一つの要因として見ます。