ドライバーは7番アイアンより全局面でフラット 低ハンデ16人の3D解析
GOLF DNA NEWS編集部🌐
3行まとめ
- 右打ちの男性低ハンデゴルファー16人が、ドライバーと7番アイアンを打ち、3次元動作解析と2枚のフォースプレートで比較された。
- ドライバーは7番アイアンよりスイングプレーンの傾斜角がすべての局面で有意に小さく、体幹・骨盤の回旋や地面反力にもクラブ別の違いが見られた。
- ただし比較と相関を調べた研究であり、『この動きをすれば上達する』という因果や万人共通の正解を示したものではない。
同じゴルファーでも、ドライバーと7番アイアンではスイングプレーンの作られ方がかなり違う。低ハンデの男性16人を同一被験者内で比較した研究では、ドライバーのプレーン傾斜角は7番アイアンより、バックスイングからフォローまでのすべての局面で有意に小さかった。
全局面でドライバーのプレーンが浅かった
研究は3次元モーションキャプチャーと2枚のフォースプレートを使い、クラブ軌道、体幹と骨盤の動き、重心移動、地面反力を同時に計測した。ドライバーのプレーン傾斜角は7番アイアンより全局面で小さく、その差は統計的に有意だった(p<0.001)。リリースから加速する局面では水平方向の向きにも差があり、ドライバーの方がよりインサイドアウト方向を示した。
体幹・骨盤の回旋と足元の使い方も同じではない
バックスイングでは、ドライバーの方が体幹と骨盤の回旋可動域が大きかった。一方、7番アイアンではプレーン傾斜角と体幹・骨盤の回旋可動域に負の相関が見られた。地面反力も時間帯によって左右・前後方向の出方が異なり、著者らはドライバーでは体幹・骨盤の回旋と後ろ側からの力発揮、7番アイアンでは姿勢制御と前側の支持・減速がプレーン形成に関わると解釈している。
『全部同じスイング』に寄せすぎない
ゴルファー目線で面白いのは、クラブが変わっても同じプレーンや同じ身体の使い方を再現すればよい、という単純な見方では説明しにくい結果になったことだ。長さや役割が違うクラブに対して、同じ人の身体が別の回旋量や地面反力の使い方で対応していた。クラブ別のミスを考えるときも、ドライバーの動きをそのままアイアンへ、あるいは逆へ当てはめる前に、クラブ固有の動きとして観察する余地がある。
ただし『こう振れば正解』を証明した研究ではない
研究者自身も、今回の解析はクラブ間比較と相関分析が中心で、確認された関係は因果経路ではないとしている。対象は天津体育学院でゴルフを専攻する右打ちの男性低ハンデ選手16人で、平均年齢は約21歳、平均ハンディキャップは約1.4。各自のクラブを使っており、実際のコースでの球筋やスコアとの結び付きも直接検証していない。今回の結果は『クラブごとに動きが違う』ことを示す材料であって、特定のプレーンや足の使い方を万人向けの処方として断定するものではない。
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