チャーリー・ウッズは契約選手でもアマ 2022年に変わったゴルフの線引き
GOLF DNA編集部🌐
3行まとめ
- テーラーメイドが高校生のチャーリー・ウッズとNIL契約を結んだ。
- 2022年の規則改定以降、名前や肖像の広告利用で報酬を得てもアマ資格は失わない。
- ただし大会の賞金やプロとしての出場には、今も別の制限がある。
タイガー・ウッズの息子、チャーリー・ウッズがテーラーメイドの契約選手になった。それでも、彼はアマチュアとしてプレーできる。
2026年9月4日のメーカー発表によると、契約は名前や肖像などを商業利用する「NIL契約」。チャーリーは高校生で、2025年にはAJGAの大会で優勝し、2027年にフロリダ州立大学へ進む予定だという。
「メーカーと契約したらプロでは?」と思う人もいるはずだ。少し前のゴルフなら、その疑問には理由があった。
2022年、「スポンサーがいるか」の線引きが変わった
The R&AとUSGAは2022年1月からアマチュア資格規則を改め、広告やスポンサー、活動経費に関する従来の制限を撤廃した。現在のThe R&Aのガイダンスは、アマチュアが契約から報酬を得たり、名前・肖像を商品の宣伝に使って対価を受け取ったりできると明記している。
大切なのは、お金を受け取ったという事実だけでプロと決まるわけではないことだ。現在の規則でアマ資格を失うのは、プロとして競技に出る、認められない賞を受け取る、規則で認められない形で有償指導をするなどの場合。スポンサー契約そのものは、その一覧に入っていない。
ただし、大会の賞金は別
ここを一緒にすると、ルールが逆に分かりにくくなる。スポンサーからの契約報酬と、試合の成績でもらう賞金は別の扱いだ。
The R&Aの現行規則では、ハンディキャップを使わない競技で受け取れる賞には、原則1競技1000米ドルまたは700ポンドの上限がある。ハンディキャップ競技では現金賞金は受け取れない。さらに、その国の統括団体がより低い上限を設ける場合もある。
スポンサーが大会主催者でもあり、契約金の支払いがその大会の成績次第なら、契約という名前でも賞金の規則が問題になることがある。つまり「スポンサー料なら何でも自由」ではない。
チャーリーだけに認められた特例ではない
テーラーメイドはチャーリーを、ジュニアや大学生のNIL契約選手の一人として紹介している。発表文に契約金額は記されていない。タイガーの息子だから特別にアマ資格を認められた、という話ではないのだ。
もちろん、大学や学校にはゴルフのアマチュア資格とは別の参加資格があり得る。The R&Aも学生選手に、所属先の規則を確認するよう促している。
いまの「アマ」は「スポンサーがいない人」の意味ではない。チャーリーの契約は、ゴルフ界が変えた線引きを、ひと目で分かる形にした。
出典:TaylorMade 技術情報 / The R&A(2・3・4)
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