グリーンで本を開いたら罰打? 分かれ目は「何を読んだか」
GOLF DNA編集部🌐
3行まとめ
- グリーン上でヤーデージブックを開いても、それだけで違反とは限らない。
- 大会がG-12を採用していれば、パットのラインを読むために資料を使うと違反。
- 普段のラウンドも含め、まず確認すべきはその日のローカルルールだ。
パットの前に、ポケットからヤーデージブックを取り出した。グリーン上で本を開いたら、即ペナルティー?
答えは「何を見たか」と「その大会のローカルルール」で変わる。グリーンの傾斜図は、持っているだけで一律に違反となるわけではない。
本を開いても、見ていい情報がある
競技委員会がローカルルール「G-12」を採用している場合、球がパッティンググリーン上にあるとき、パットのラインを読むために印刷物や電子資料を使うことはできない。
ところがR&Aの公式Q&Aは、本を取り出す行為だけでは違反にならないと説明する。たとえば、直前のアプローチについてメモするために開くのはよい。距離や風の情報を確認する用途も認められる。同じ本を同じグリーン上で開いても、次のパットの曲がりを図で調べれば話が変わる。
もう一つの境目は球の位置だ。球がグリーンの外にあれば、パターで打つとしても、G-12によるライン読み資料の禁止対象ではない。「パターを持ったら本は使えない」ではないのだ。
トップ競技の「公式ブックだけ」は別ルール
「G-11」は主に最高レベルの競技を想定した、もう一つの選択肢。採用した大会では、競技委員会が承認したヤーデージブックに使用を絞る。グリーン図の細部や書き込めるメモにも制限がある。G-12の『ラインを読む用途』の制限とは仕組みが違う。
一方、G-11やG-12が採用されていないラウンドで、グリーン読み資料が全面禁止になるわけではない。2019年から通常の規則で、本や図の大きさ・縮尺には上限が設けられているが、その範囲内なら使える。
だから『この本は規則適合品だから、どの大会でも大丈夫』とも、『グリーンで開いたから即アウト』とも言い切れない。ラウンド前に、その日のローカルルールを見ておきたい。
紙を持つことより、紙にパットの答えをどこまで教えてもらうか。そこに、グリーン読みのルールの面白い境界がある。
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