着弾まで20〜30秒 ヘリでしか行けない約395ヤードのパー3が約7年ぶりに戻った
GOLF DNA編集部🇿🇦

3行まとめ
- 南アフリカのExtreme 19thは、ヘリでしか行けない約395ヤードのパー3。
- 落差約400m、滞空20〜30秒と案内される。
- 2019年にリゾートとともに閉鎖したが、2023年の資産取得・再構築を経て2026年5月に復活した。
南アフリカのリンポポ州に、「ティーへ歩いて行けない」パー3がある。Legend Golf & Safari ResortのExtreme 19thだ。現行公式では、ティーへ行く方法はヘリコプターだけ。グリーンまでは361m、約395ヤード。高低差は約400mで、ボールの滞空時間は20〜30秒と案内されている。
1打の前に、まずヘリに乗る
2026年9月26日時点の公式予約ページでは、往復ヘリ、往復送迎、ボール、キャップ、証明書、飲料までが一つの体験としてまとめられている。事前予約と前払いが必要で、天候にも左右される。10〜12月の選択日も掲載されており、現在も実際に販売されている。
この19番は「長いパー3」というより、山頂へ飛び、1球を打ち、戻ってくるところまで含めたイベントだ。
「世界最長」は昔と今で数字が違う
Guinness World Recordsが公開している2009年の記録は、水平距離400m、約437ヤード、落差430mの「Longest par three golf hole」。一方、現在の運営者公式は361m、約395ヤード、落差400mとしている。
運営者は今も「longest & highest」と表現しているが、今回独立して確認できた第三者記録は2009年の「最長」まで。現在の約395ヤード仕様まで同じ条件の世界記録だと、そのまま言い換えるのは避けたほうがいい。
2019年に消え、2026年に戻った
運営者沿革では、Extreme 19thは2007年に建設が始まり、2008年にゲーリー・プレーヤーが正式オープンした。2019年にはリゾートとゴルフ場が閉鎖。2023年にPeet Cilliersがゴルフ場、クラブハウス、Extreme 19thに関する株式を引き継ぎ、Extreme 19thとSignature Courseを再構築した。
BusinessTechは、リゾートが2026年5月に正式再開したと報じている。約7年の空白を経て、ヘリで行く19番が復活した。
売っているのは飛距離より「待つ時間」
再建の採算やヘリ運航コストは公開資料では分からない。だから、なぜ復活させたのかを収益だけで説明することはできない。
ただ、現在の売り方を見ると、この19番が普通の追加ホールではないことは明らかだ。ヘリ移動も記念品も含めて、1打そのものを旅行体験に変えている。
そして一番変わっているのは、打った後かもしれない。
20〜30秒、ただ自分の球を見上げる。
Extreme 19thが売っているのは、約395ヤードの距離だけではない。1打が「出来事」になる、その長い時間なのだ。
出典:legendgolf.co.za(2・3) / guinnessworldrecords.com / businesstech.co.za / breakingtravelnews.com
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