合わないクラブで「4カ月、いい球が出ない」――女性ゴルファーが語ったフィッティングの盲点
GOLF DNA編集部🇬🇧
3行まとめ
- 女性競技者の一人は、合わないクラブに替えてから約4カ月、納得のいく球が打てなかったと語った。
- 女性6人とコーチ9人への聞き取りでは、重さやシャフト、打感への要望が人によって違った。
- 『女性用』は選び始めの目安にはなるが、本人に合うかどうかの答えではない。
フィッティングを受けたのに、**4カ月もいい球が打てなかった。** ある女性ゴルファーは、選んだクラブの重さの感じ方がしっくりこず、原因が分かるまで苦労したと振り返っている。何かを変えたくてクラブを選んだのに、そのクラブがスイングの邪魔をしていた。
この話は、2026年に発表されたゴルフ用具と指導についての研究に登場する。研究者が話を聞いたのは、競技経験のある女性ゴルファー6人とコーチ9人。用具を計測して優劣を決める実験ではなく、実際のフィッティングや指導で何に困ったかをたどった聞き取り調査だ。
『女性用』の棚に、答えが全部あるわけではない
あるコーチは、女性向け製品を見せられるとピンクか水色ばかりだと不満を語った。別の証言では、高く上がる設計や軽いシャフトが合う人もいれば、合わない人もいる。競技者の一人は、12歳以来『女性用』を使っておらず、標準モデルの長さやロフトを自分向けに調整してきたという。
もちろん、女性用クラブそのものが悪いという話ではない。短め・軽めの一本が合う人もいる。問題は、**性別のラベルを、試打前の仮の目安ではなく最終回答にしてしまうこと**だ。
数字だけ合っても、構えたくない一本がある
インタビューで選手が良いフィッティングとして挙げたのは、飛距離の数字だけでなく、クラブを打ったときの感覚まで見てくれた体験だった。逆に悪かった例では、急ぎ足で飛距離ばかりに焦点が当たったという。打感や見た目、構えたときの安心感も、本人がそのクラブを使い続けられるかに関わる。
メーカー側にも似た考え方がある。タイトリストは公式の案内で、性別ではなくスイングの速さ、打ち出し、スピン、打点などを見て合わせる方針を示している。これは同社の方針であって、すべてのクラブが性別に関係なく同じように合うという意味ではない。
次にクラブを選ぶなら、『女性用か男性用か』の前に、どんな球を打ちたいか、長さと重さが振りやすいか、数字だけでなく打感や見た目が納得できるかを確かめたい。4カ月の遠回りをした選手の話は、その順番を思い出させてくれる。
ただし、この研究は女性6人とコーチ9人の経験を聞いた小規模調査。女性全員に同じ悩みがあるとも、特定のクラブが飛ぶ・飛ばないとも証明していない。教えてくれるのは、棚の札より**目の前の一人のスイング**を先に見る、ということだ。
出典:journals.sagepub.com / Titleist
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