WIPO集計のスポーツ技術特許、28%超がゴルフ関連 クラブはその3割未満
GOLF DNA編集部🌐
3行まとめ
- WIPOの2016~2025年の集計では、ゴルフ関連の公開特許ファミリーは1万8789件。
- スポーツ技術全体の28%超に当たる。
- 意外にもゴルフ関連のうちクラブは29%。
スポーツ技術の特許を集めると、ゴルフ関連が28%超。しかも、そのゴルフ関連の中でクラブは29%にとどまる。道具の競技という印象は当たっているが、「道具」はクラブだけではなかった。
世界知的所有権機関(WIPO)が2026年に公表した調査では、2016~2025年に公開されたスポーツ技術の発明は6万5700件超。うちゴルフ関連に分類された公開特許ファミリーは1万8789件で、同じ集計の水泳1万3159件、ラケット競技1万2891件を上回った。
クラブの外側にも、ほぼ同じ大きさの技術領域
ゴルフ関連の技術区分は、クラブ29%、ウェアラブル・周辺機器28%、分析・シミュレーション24%、ボール14%、コース管理・芝管理5%。WIPOが挙げるスイングのレーダー計測、弾道測定器、高速度カメラによる動きの解析は、分析・シミュレーション24%の具体例だ。新製品に付く「測る」「分析する」の機能も、ゴルフ技術の大きな一角なのだ。
日本の存在も小さくない。WIPOが最初の出願人の住所から整理したゴルフ関連の件数は、日本が2710件。米国5816件、韓国4430件、中国3938件に続く。これは日本で売れた商品の数ではなく、出願に現れた技術開発の足跡だ。
28%は市場シェアではない
ここでいう1件は、同じ発明を各国に出願しても一つにまとめた「特許ファミリー」。さらにWIPOはAIによる分類を使い、一つの発明をゴルフと別の競技の両方に関連付けられる。28%超を、スポーツ市場の売上を重複なく分けた割合のようには読めない。件数だけで発明の質や製品の優劣も決まらない。
それでも、次にクラブや練習機器の新作を見るときは、ヘッドの素材だけでなく、何を測り、どんな解析を加えるのかにも目が向く。1万8789件の内訳は、ゴルフの進歩がボールを打つ道具の外へ広がっていることを教えてくれる。
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