Buick撤退後、トーリーパインズは翌年も開催 ミシガン州は10年空白
GOLF DNA編集部🇺🇸
3行まとめ
- 2009年にBuickが米国男子ツアーの2大会から撤退した。
- トーリーパインズは開幕直前に次のスポンサーを得て継続。
- ミシガン州は公式大会が10年間途切れた。
同じスポンサーが降りたのに、片方は翌年も開催。もう片方の州には、米国男子ツアーの公式大会が10年間戻らなかった。2009年のBuick撤退後、カリフォルニア州トーリーパインズとミシガン州で起きたことだ。
Buickの親会社ゼネラルモーターズは当時、裁判所の監督下で再建中だった。同社が支えていたトーリーパインズの大会とミシガン州グランドブランのBuick Openは、ともにタイトルスポンサーを失った。ここまでは同じ。ただ、その後のツアー日程は分かれた。
トーリーパインズは、開幕直前につないだ
トーリーパインズでは、2010年1月28日開幕の大会を前に、ファーマーズ・インシュアランスが新たなタイトルスポンサーに決まった。発表は開幕の約10日前。大会はファーマーズ・インシュアランス・オープンとして、同じ開催地で続いた。
当時のAP通信は、シーズン序盤のテレビ中継に加え、タイガー・ウッズやフィル・ミケルソンが出場することの多さを、スポンサーにとっての魅力として挙げている。ただし、どの条件が契約の決め手だったかは公開資料からは分からない。確認できるのは、次のスポンサーが間に合い、大会が途切れなかったということだ。
ミシガン州は、別の街に戻るまで10年
ミシガン州のBuick Openは2009年で終了。翌2010年のツアー日程では、代わりにウェストバージニア州の新大会グリーンブライアー・クラシックが入った。グランドブランの大会を名前だけ変えて続ける形にはならなかった。
ミシガン州にツアーが戻ったのは2019年。会場はグランドブランから離れたデトロイト・ゴルフクラブで、大会も新設のロケット・モーゲージ・クラシックだ。米国男子(PGAツアー)によれば、デトロイト市内での開催はこれが初めて。州としては10年ぶりでも、旧Buick Openの単なる復活ではない。
2026年、再び分かれた道
2026年には、二つの地域でまたスポンサーが動いた。トーリーパインズでは、米国男子(PGAツアー)などが2027年からセントリーを冠して大会を続けると発表。一方、デトロイトのロケット・クラシックはロケット側が2027年の契約延長オプションを行使せず、2026年大会で終了した。公表済みの2027年ツアー日程にデトロイト大会は載っていない。
これを『トーリーパインズのほうが魅力的だから』と片づけることはできない。スポンサー料や交渉条件は公表されておらず、時代も大会も違う。ただ、ファンが同じ場所で翌年も大会を見られるかは、コースの良し悪しだけでは決まらない。2009年の二大会と2026年の発表を並べると、開催地、スポンサー、主催者、ツアー日程のつながりまでが大会の継続を支えていることが見えてくる。
出典:Golf Digest(2・3) / PGA TOUR(2・3) / cbsnews.com
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