市営コースを売らずに復活 130人超が5500万ドルを集めた「The Park」の仕組み
GOLF DNA編集部🇺🇸

3行まとめ
- 2018年に閉鎖したWest Palm Beachの市営ゴルフ場は、土地を売らず、非営利財団へ50年賃貸する形で再生した。
- 130人超の寄付者から5,500万ドル超を集め、2023年にThe Parkとして再開。
- 2026年現在も市は「Municipal Golf Course」と位置付ける。
2018年、フロリダ州West Palm Beachの市営ゴルフ場は閉鎖した。PGA of Americaは後に、旧コースが市に月6万ドル超の負担を生じさせていた時期があったと振り返っている。
50年貸す。でも、市営ゴルフ場は残す
2021年、市とWest Palm Golf Community Trustは50年の賃貸契約を結び、さらに20年の更新オプションを付けた。South Florida PGAによれば、Trustは建設・運営資金を集める非営利組織として設立され、再建は個人の慈善寄付で進められた。
130人超が5500万ドル超を集めた
PGA of Americaによれば、再建には130人超の寄付者から5,500万ドル超が集まり、2023年4月17日にThe Parkが開場。Tiger Woodsが記念の第1打を放った。
2026年9月26日現在も、市公式サイトはThe Parkを「Municipal Golf Course」と掲載し、民間財団が管理する官民連携施設としている。
公共性は料金表にも残る
West Palm Beach市民は25ドルのResident Cardで特別料金を利用でき、市内在住17歳以下は18ホール20ドル。9ホールの「Lit 9」は12歳以下無料、13〜17歳10ドル、市民カード保有者20ドルだ。一般の18ホール料金は需要・時間帯・季節で変動する。
面白いのは「民営化」より役割分担
Trustの2024年度Form 990では、収入約1,625万ドル、支出約1,328万ドル、差額は約298万ドルのプラスだった。ただし1年の黒字で50年の持続性までは判断できない。
The Parkが示したのは、土地を持つ主体、資金を集める主体、運営する主体、公共アクセスを守る仕組みを分けられることだ。日本にそのまま移せる制度ではないが、「所有」と「運営」を同じ答えにしなくてもいい。この発想は面白い。
出典:wpb.org / sfpgagolf.com / PGA of America / theparkwestpalm.com / projects.propublica.org
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