羊が草を食べ、古いツリーで穴を埋める セントアンドリュースの砂丘再生
GOLF DNA編集部🇬🇧
3行まとめ
- セントアンドリュースの海岸では、羊が草地を管理し、使い終えた天然のクリスマスツリーが砂丘の侵食跡を埋める。
- 2025年には2万8500トン超の砂を運び、ジュビリー・コース近くに約200mの砂丘を再生した。
- 羊もツリーも波を止める魔法ではない。
ゴルフの聖地・セントアンドリュースで、海岸の砂丘を守る仕事の一部を羊が担っている。もう一つの材料は、住民が寄付した使い終えた天然のクリスマスツリー。どちらも意外だが、役割はまったく違う。
場所はオールドコースのグリーン上ではない。ウェスト・サンズの砂丘と、ジュビリー・コースに近い海岸だ。そこでは海からの浸水と侵食に備え、砂を運ぶ大工事から日々の草地管理まで、いくつもの方法が重ねられている。
羊は波を止めず、草を管理する
2010年の高潮で砂丘の一部が破れ、農地とゴルフコースが浸水した。対策を続ける中で、アウトヘッドと呼ばれる一帯では2013年から、年1回の草刈りに代えて羊を放牧している。
「羊が海を防ぐ」のではない。砂丘の周辺にある草地をどう維持するか、という仕事を任せている。
使い終えたツリーは侵食の穴へ
2015年からは、寄付された使用済みの天然クリスマスツリーも使われている。枝のある木を侵食で深くえぐれた場所に入れ、砂丘を修復する材料にする。羊とは別の場所、別の役割だ。
海岸の砂を残すため、機械で砂浜を掃除するのをやめ、手作業でごみを拾う方法も採られている。砂丘を守るのは一発の大工事だけではない。
2万8500トンでも「完成」ではない
もちろん、羊とツリーだけで間に合うわけではない。2025年にはジュビリー・コースとエデン河口の間、アウトヘッド半島で2万8500トン超の砂を運び、約200mの砂丘を再生した。運営するセントアンドリュース・リンクス・トラストの年次報告にも、この規模の計画が記されている。
それでも海岸は動き続ける。自然洪水管理の事例記録は、砂丘の修復が長く続く管理の一部だと説明する。羊、古いツリー、運び込む砂。ゴルフの歴史ある景色は、何もしないことで残っているのではなく、守る手段を変えながら残されている。
出典:nfm.scot / standrewsresidentgolfersassociation.com / Golf Business News
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