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芝のない18ホールで人工芝を持ち歩く アワリGCがマットを丸くした理由

フェアウェイに着いたら、持参した人工芝のマットを地面に置き、そこから打つ。バーレーンのアワリ・ゴルフクラブでは、18ホールを回る間、プレーヤーが小さな人工芝を持ち歩く。フェアウェイは芝ではなく砂や岩。マットは練習用ではなく、このコースでラウンドするための道具だ。

砂と小石の地面に置いた丸い人工芝マットと白い球を描くAI生成の概念イラスト。実在コースの配置を再現したものではない。

しかも、その人工芝には形の指定がある。クラブは2001年、マットを丸形に統一した。芝のない場所で打つための工夫が、今度は方向合わせの問題を生んだのだ。

四角いマットの辺が、狙う方向の手掛かりになる

クラブの公式史によると、人工芝マットを導入したのは1973年。当初は一辺12インチの正方形、または12×24インチの長方形を認めていた。

四角ければ、辺を目標へ向けて置ける。クラブが丸形へ変更した理由は、そうした方向合わせの補助に使われるのを防ぐためだった。丸形には、四角形のようなまっすぐな辺がない。

球を打てる置き場は用意するが、狙いまで道具に助けさせない。この小さな形の変更に、砂のコースで競技を成り立たせるための考え方が表れている。なお、これはアワリの運用史であり、一般のゴルフ場でも四角いマットが一律に禁止されるという話ではない。

パットは緑ではなく「ブラウン」で

グリーンの代わりにあるのは、処理した砂を転圧して整えた「ブラウン」と呼ぶパッティング面。普通のバンカーの砂から打つのとは違い、平らに整えた面へ球を転がしてカップを狙う。

欧州男子(DPワールドツアー)の公式記事では、ダニエル・ヒリアーとデービッド・ミケルッツィがこのコースを訪ねている。クラブのキャプテン、スティーブン・ニューオールが伝えたのは、芝のように打ち込まず、マットの上を払うように打つこと。ブラウンへのショットも、芝のグリーンと同じようにスピンで止めようとせず、手前に落として転がすという説明だった。

現在につながるコースは1937年1月4日に9ホールで正式開場し、1940年に18ホールへ拡張された。背景にあるのは、石油会社Bapcoの従業員たちのゴルフだ。

持ち歩く丸い人工芝と、砂のブラウン。クラブもボールも使うゴルフなのに、球を打つ場所と止め方が変わる。アワリの面白さは、茶色い景色だけでなく、その景色に合わせて道具とプレーが組み立てられているところにある。

3行まとめ
  • バーレーンのアワリGCでは、プレーヤーが人工芝のマットを持ち歩き、砂のフェアウェイから打つ。
  • 1973年に導入したマットは、方向合わせに使われないよう2001年に丸形へ統一された。
  • パットする場所も芝ではなく、砂を整えた「ブラウン」。

GOLF DNA編集部🇧🇭

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出典:awaligolfclub.com(2) / DP World Tour

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ホールインワンに「1時間」? 国境を4回越える北欧の18ホール

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