隣のグリーンから打って2罰打 プロが見落とした「救済義務」
GOLF DNA編集部🇺🇸
3行まとめ
- 2014年、ノ・スンヨルは別ホールのグリーンに止まった球をそのまま打った。
- 乗ったことは無罰だが、救済を受けずに打ったため2罰打。
- ボギーがトリプルボギーに変わった。
ノ・スンヨルのティーショットは、狙ったホールではないグリーンに止まった。2014年のザ・バークレイズ第2ラウンド、11番の球は隣の3番グリーンへ。ライはよく見えたが、そこから打ってはいけなかった。
ノは救済を受けずに第2打を放ち、グリーンの芝を削った。あとから2罰打が加わり、このホールはボギーの5からトリプルボギーの7に変わった。
罰は「乗ったこと」ではない
当時の規則25-3は、別ホールのグリーンに球がある場合、あるがままに打たず、無罰の救済を受けるよう定めていた。球が隣のグリーンへ転がっただけなら罰はない。ノの違反は、救済を取らずに打ったことだ。
Golf Channelの当時の報道では、大きなディボットを残した一打と2罰打が記されている。ノはそれでもこの日72で回り、予選を通過した。
いまも「救済を受けなければならない」
2026年現在のThe R&A日本語版でも、規則13.1fの見出しは「目的外グリーンから救済を受けなければならない」。別ホールのグリーンに球の一部が触れた場合だけでなく、スタンスやスイングの妨げになる場合も対象だ。
球を拾い、同じコースエリアにある「完全な救済のニヤレストポイント」を基点に、ホールに近づかない1クラブレングス以内の救済エリアへドロップする。目的外グリーンから完全に離れることが条件で、罰打はない。無視して誤った場所から打てば一般の罰となり、ストロークプレーでは2罰打だ。
「打てそう」は判断基準にならない
ゴルフには球をあるがままに打つ原則がある。その感覚で、きれいに刈られた隣のグリーンから打ちたくなるのは分かる。でもここは例外。芝を傷つけずに打てるかどうかではなく、規則が救済を義務づけている。
次のラウンドで別ホールのグリーンに球が止まったら、まずはショットの準備ではなく、救済地点を探す。プロでも2打を失った場面だからこそ、覚えておきたい。
出典:golfchannel.com / The R&A(2)
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