犬がゴルフボールを持ち逃げしてもベイルは無罰、止まる前なら処置が変わる
GOLF DNA編集部🇬🇧
3行まとめ
- ダンヒル・リンクス選手権で犬に球を持ち去られたガレス・ベイルは、無罰で元の位置に戻す裁定となった。
- 12年前には、ポール・ケーシーのイーグルパットを残した球も犬が持ち逃げしていた。
- 止まる前に拾われた場合は別の処置。
犬がゴルフボールをくわえて走っていった。2012年はポール・ケーシー、2024年は元サッカー選手のガレス・ベイル。どちらも、スコットランドのアルフレッド・ダンヒル・リンクス選手権で起きた出来事だ。
ベイルの場合は無罰で元の位置に球を戻す裁定となった。ただし、「犬が持っていったら、とにかく元の場所へ戻せばいい」と覚えると、別の場面で間違える。球が拾われる前に止まっていたか、まだ動いていたかで、処置は変わる。
イーグルパットを残した球を、犬が持ち逃げ
2012年10月5日の第2ラウンド。キングスバーンズの12番パー5で、ケーシーは2打目をグリーンに乗せ、約10ヤードのイーグルパットを残していた。
ツアー公式の記事によると、地元の犬として知られていた「ディグビー」がコースを歩き回っていた。ケーシーがグリーン奥で犬と触れ合うと、犬は球をくわえ、13番ティーの方へ走っていった。ケーシーは犬にカップへ入れてほしいと思ったというが、そうはならなかった。プレー再開後は2パットでバーディーにした。
12年後、カーヌスティではベイルの球が犬に持ち去られた。R&Aが2025年4月に取り上げたルール解説によると、この球は犬が拾う前にグリーン上で止まっていた。
適用されたのは規則9.6。犬のような「外的影響」が止まっている球を動かしたことが分かっていれば、選手に罰はなく、元の位置へリプレースする。正確な位置が分からなければ推定し、そこに球を置く。犬が走っていった先から打つわけではない。
もし止まる前に拾われていたら
ここからはベイルの実際の裁定ではなく、R&Aが示した仮定の比較だ。ショットで動いている球を犬がくわえ、口の中で球が止まった場合を考える。
- グリーン以外から打ち、グリーン上で犬に拾われた場合は、球が最初に犬の口の中で止まった地点の真下を推定し、そこへプレースする。犬が後で落とした場所ではない(規則11.1b(1))。
- グリーン以外から打ち、グリーン以外で拾われた場合は、同じく拾われた地点の真下を基点に、同じコースエリア内で、ホールに近づかない1クラブレングス以内へドロップする(規則11.1b(1))。
- グリーンから打ったパットが、グリーン上の犬に拾われた場合は、そのパットを打ち直す。無罰で、打った元の位置から再開する(規則11.1b(2))。
動いていた球を拾われるケースでも、打った場所と拾われた場所によって処置が違う。グリーン以外から打った球が犬に当たって跳ね返っただけなら、通常は球が止まった場所からプレーする。「犬の口の中で止まった」場合とは違う。
犬が球を返さなくても、ただちに紛失球にはならない
止まっていた球を犬が動かしたことが分かっているか、ほぼ確実なら、球が見つからなくても規則9.6は適用できる。反対に、犬が持っていったかどうか確かでなく、球を紛失した場合は、ストロークと距離の罰による処置が必要になる。
元の球を合理的な努力で数秒以内に回収できない場合は、規則14.2aにより別の球を使ってリプレースできる。ただし、自分でわざと球を回収不能にした場合は、この例外を使えない。
犬の持ち逃げを見ておきたい理由は、球を取り返すためだけではない。拾われる直前に球は止まっていたか、どこから打たれ、どこで拾われたか。その情報が、プレーを再開する場所を決める。
出典:DP World Tour / The R&A(2・3・4)
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- 援助になり得る球を残す合意と、その球を残したままストロークしたことだった。