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世界1位のマキロイ、3番アイアンを池へ 翌日は13本で回り、最終日に同じ一本が戻った

GOLF DNA編集部🇺🇸

3行まとめ
  • 2015年のWGCでマキロイが池に投げた3番アイアンは、ダイバーに回収され、最終日にバッグへ戻った。
  • その間の第3ラウンドは代わりを入れず13本でプレー。
  • ピンとティーの位置から不要と判断していた。
一本のアイアンが池の水面へ入る場面を描いたAI生成の概念イラスト。2015年のマキロイが3番アイアンを池へ投げ、その後回収された出来事を象徴する。実際のクラブ製品や投げた軌道、ドーラルの地形、特定の瞬間の記録写真を再現したものではない。

池に入ったボールを見届けた世界1位が、手にしていた3番アイアンも水へ投げ込む。2015年3月6日、米フロリダのドーラルで行われたWGCキャデラック選手権の第2ラウンド。ロリー・マキロイの一投は、その週末のクラブセッティングまで変えてしまった。

ただ、一本減ったバッグで回った理由は、金曜と土曜で違う。

金曜は失った一本を補充できなかった

8番パー5、残り226ヤードからの第2打が左の池へ。直後に投げた3番アイアンも同じ池へ消えた。ラウンド後の本人は、誇れる場面ではなかったと振り返っている。

残る10ホールは、そのクラブなしで2アンダー。第2ラウンドのスコアは70だった。

当時のUSGAの解説は、クラブを失った経緯に注目している。通常のストロークで壊れて使えなくなった場合と違い、マキロイのクラブは池へ投げて紛失したもの。14本でラウンドを始めた場合、こうして失ったクラブをそのラウンド中に補充することは認められない。マキロイも、金曜は代わりの一本を入れられなかった。

土曜は「必要ない」から13本を選んだ

ところが翌日の第3ラウンドも、マキロイは13本でスタートした。ラウンドをまたいでも欠けたままだったのは、別の理由だ。

本人が説明したのは、その日のピン位置とティー位置。3番アイアンが必要になる場面はないと判断し、バッグに入っていたウェッジの組み合わせにも手応えがあったという。欠けた一本を埋めず、そのままイーブンパーの72で回った。

普段は3番アイアンを抜き、ウェッジを4本入れることもある選手だ。しかしこの日のバッグはウェッジ3本。空いた枠に別のクラブを追加することもしなかった。

14本という数字は、揃えなければならない本数ではない。現在の規則でも、14本は上限。少ない本数で始めることはできる。14本未満で始めた場合のラウンド中の追加にも条件があり、プレーを遅らせないなどの制限は守る必要がある。

マキロイの土曜は「一本足りないので仕方なく」ではなく、使わないと見た一本を持たない選択だった。

日曜、池に投げた現物がバッグへ

土曜にはダイバーが池からクラブを回収していた。日曜の最終ラウンド前、コース所有者だったドナルド・トランプが練習場で本人へ手渡す。マキロイは、代替品ではなく池から引き揚げられた3番アイアンをバッグへ戻した。

その一本には、もう一度出番があった。最終18番で打った第3打が、また池へ。マキロイは再びクラブを投げるような動きを見せたが、今度は手放さなかった。最終日も72、大会は9位タイで終えた。

金曜には怒りに任せて投げ、土曜には不要と判断して持たず、日曜には回収された同じ一本を使う。一本の3番アイアンを追うだけで、同じ大会の中に感情とコースの読み、そしてルールの違いまで見えてくる。

出典:espn.com(2・3) / USGA(2)