ホブラン、母の電話で提出後の70が72に マーカーの戻し違いでも失格ではなかった
GOLF DNA編集部🇺🇸
3行まとめ
- 2021年、母の電話をきっかけにホブランのマーカー戻し違いが判明し、提出後の70が72に訂正された。
- 本人が罰を知らずに提出したため、2打罰は加わっても失格にはならなかった。
- 罰の可能性を指摘されていた場合などには、この例外は使えない。
2021年のザ・プレーヤーズ選手権第1ラウンド。ビクトル・ホブランは70のスコアカードに署名し、車へ向かっていた。そこでノルウェーにいた母ガリナから電話が入った。Golf Channelによると、母が伝えたのは、15番でボールマーカーを正しい位置に戻していないという指摘だった。
本人には心当たりがなかったが、すぐ競技委員に連絡した。映像で間違いが確認され、70は72に。それでも失格にはならなかったのは、本人が違反に気づかず、罰を知らないままカードを提出していたからだ。
戻す方向を間違えた
舞台はTPCソーグラスの15番グリーン。ホブランは同組のジャスティン・トーマスのラインを空けるため、マーカーをパターヘッド1個分ずらした。
戻すときは逆方向へ同じ距離を動かす。ところが、実際には同じ方向へもう1個分動かしてしまった。ボールを置いてプレーした場所は、元の位置からパターヘッド2個分離れていた。
米国男子(PGAツアー)は規則14.7の「誤所からのプレー」として2打罰を加えた。パットが入ったかどうかではなく、打った場所が違っていたという裁定だ。
署名後でも訂正できた条件
規則3.3b(3)では、あるホールのスコアを実際より少なく提出すれば失格になる。その例外が、本人の知らなかった罰打の入れ忘れだ。競技が終了する前に判明した場合、委員会が罰打を加えて訂正し、失格にはしない。
ホブランは違反を知りながら70を提出したのではなく、間違いそのものに気づいていなかった。2打罰は消えないが、提出後の訂正が認められた。
ただし、罰の可能性を指摘されたり、自分でも罰かどうか迷っていたりしたのに、委員会へ相談せず提出した場合、この例外は使えない。失格そのものの罰にも適用されない。2026年10月に確認した現行規則にも、この線引きがある。
母が作った罰ではない
翌日のホブランは74で、予選ラインに2打届かなかった。前日の罰も2打だから、「母の電話で予選落ち」と言いたくなる数字ではある。
しかし、電話が違反を作ったわけではない。誤った場所からプレーした事実を知らせ、スコアを正しただけだ。母に気づかれた一件は、違反への罰と、知らずに提出したカードの扱いが別であることを、70から72という数字で示している。
出典:PGA TOUR / golfchannel.com / The R&A(2)
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