ホブラン、他人が1球打ってドライバー破損 借り物で4打差優勝、2か月後も使用
GOLF DNA編集部🇲🇽
3行まとめ
- ビクトル・ホブランは2021年のマヤコバで、大会前日に壊れたドライバーの代わりを借り、4打差で優勝した。
- 近い仕様のPING G425は、本人の感触では約10ヤード短い一方、低く真っすぐ打ちやすかった。
- その週だけの応急処置ではなく、約2か月後の2022年1月にも同じドライバーを使っていた。
他人に1球打ってもらったら、エースドライバーのシャフトが砕けた。ビクトル・ホブランは翌日からの大会を借り物で戦い、4打差で優勝。しかも、その1本を約2か月後も使っていた。
2021年11月、メキシコのマヤコバで行われたワールドワイド・テクノロジー選手権の話だ。珍しい事故だけでなく、代用品がその後のバッグに残ったところに、この一件の面白さがある。
大会前日、ダニー・リーの1球で砕けた
練習場でスピード練習をしていたダニー・リーに、隣にいたホブランが自分のドライバーを渡した。リーのものより約1インチ長いクラブなら、どれくらい速度が出るのか。ところが、リーが強く振った1回でシャフトは砕けてしまった。
そこでジェームズ・ハーンが貸したのが、予備のPING G425だった。PINGのツアー担当者によると、ホブランの普段のクラブとヘッドのモデル、ロフト角、振ったときの重さの目安となるスイングウェイトは同じ。無作為に選んだ1本ではなく、かなり近い仕様だった。
ただし、シャフトは少し違い、長さも短い。ホブランは、飛距離が10ヤードほど短いと感じる一方、低く、真っすぐ打ちやすいと話した。この10ヤードは、計測結果ではなく本人の感触だ。
飛距離は短くても、4打差で連覇
初日は4アンダーの67。フェアウェイを外した2回は、どちらもドライバーを使っていないホールだったという。
最終的にはカルロス・オルティスに4打差で優勝し、前年に続いて大会を制した。その週のフェアウェイキープ率に当たるDriving Accuracyは2位タイだった。
優勝した理由を、短い借り物だけで説明することはできない。ホブラン自身も、良いショットにショートゲームとパットが加わり、4日間で大きなミスを少なくできたと振り返った。
2か月後も、ハーン由来の1本
優勝直後のホブランは、特定のコースならこのセッティングを使うことも考えられる、と話していた。どこでも使える万能の道具として評価したわけではない。
それでも、2022年1月6日の米国男子(PGAツアー)の取材記事では、ハーンが以前持っていたドライバーを今も使っていると本人が明言した。マヤコバの優勝から約2か月。4日間だけしのぐための代用品では終わらなかった。
借りたクラブの基本仕様は近く、ホブランは普段の1本との違いも感じ取っていた。飛距離は短いと感じても、低く真っすぐ打ちやすい。急場で手にした代用品が、翌年にも使う1本になっていた。
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