ニュース

コラムルール・安全

161ヤードからカップ際へ直撃、でもエースではない 菅沼菜々の球を分けた規則

161ヤードのパー3で、菅沼菜々の7番アイアンから放たれた球がグリーンで弾まず、カップ際へ直接飛び込んだ。ギャラリーは歓声を上げ、本人もホールインワンを期待した。ところが2025年11月14日の伊藤園レディス初日、競技委員の裁定は「入っていない」。記録はバーディーだった。

カップ縁の芝に食い込んだ白い球とカップを描く、惜しい一打の概念イラスト。

現地で取材したGDOによると、球はカップの縁の芝に食い込み、約4分の1がカップ側、残りがグリーン面にかかっていた。旗竿との間に挟まったわけではなく、競技委員はグリーン面に落ちて止まった球と判断した。菅沼は球をマークし、傷んだ芝を直してから短いパットを沈めた。

カップに一部が見えても「入った」とは限らない

R&Aのゴルフ規則でいう通常のホールアウトは、打った球がホール内で静止し、球全体がパッティンググリーン面より下にある状態だ。カップ側へ何割入ったかだけでは決まらない。R&Aの明確化にも、球がホールの側面へ食い込み、球全体がグリーン面より下になければホールアウトではないと記されている。

旗竿に寄りかかって止まった球には別の規則がある。旗竿を残してプレーし、ホール内で旗竿に寄りかかった場合は、球の一部がグリーン面より下ならホールアウトと扱う。しかし菅沼の球について報じられた裁定は、旗竿への寄りかかりではなく、縁の芝への食い込みだった。

その12番には50万円のホールインワン賞が用意されていた。翌日、同じ大会で木村彩子が2番のティーショットをカップに沈め、日本女子(JLPGA)は正式なエースと賞金50万円を発表した。二つの一打の違いは、ショットの見事さではなく、球が最後にどう止まったかにある。

3行まとめ
  • 菅沼菜々は2025年の伊藤園レディスで、161ヤードのパー3から球をカップ際へ直接打ち込んだが、ホールインワンは認められなかった。
  • 球はカップの縁の芝に食い込み、競技委員の裁定でバーディーに。
  • 50万円の特別賞も逃した。

GOLF DNA編集部🇯🇵

あとで読む保存した記事へ →

出典:GDOニュース / The R&A(2・3) / JLPGA

コラムツアー・選手
その他
🇯🇵

同じ日に2人がホールインワン 1000万円と600万円を分けた大会の仕組み

3行まとめ
  • 小野祐夢と仁井優花が2025年のアース・モンダミンカップ第2ラウンドで、同じ日にホールインワンを達成した。
  • 小野が決めた15番の特別賞は1000万円、仁井が決めた9番は600万円。
  • 金額はショットの出来ではなく、ホールごとに事前に決まっていた。
記事を読む →
コラムツアー・選手
その他
🇧🇸

松山英樹の球をカートが踏んだ 無罰で戻せた砂地の珍事と、その後の優勝

3行まとめ
  • 松山英樹は2025年のヒーローワールドチャレンジで、カートに踏まれて砂へ押し込まれた球を無罰で戻した。
  • ポイントは「砂に埋まったこと」ではなく、止まっていた球を外的影響が動かしたこと。
  • 松山はそのホールをパーで終え、2日後にはプレーオフを制して大会優勝を飾った。
記事を読む →
コラムルール・安全
その他
🇺🇸

球のそばにハエらしい虫、直後にカップイン フリートウッドのバーディーと規則の境目

3行まとめ
  • フリートウッドのバーディーパットはカップの縁で止まったように見え、ハエらしい虫が近づいた直後に落ちた。
  • 2025年BMW選手権の映像が生んだ疑問は、虫が球を動かしたのかどうか。
  • 接触も落下の原因も映像だけでは断定できない。
記事を読む →

ニュースを、背景までたどる

関連記事や百科へ。広げた枝はこのブラウザに自動保存。