強風で普通の練習ができない 米国は主将の50ドル、英国・アイルランドは4ホールの寄せ対決
GOLF DNA編集部🇺🇸

3行まとめ
- ウォーカーカップ前日のラヒンチは最大約50マイル/時の突風。
- 米国はネイサン・スミス主将が自分の50ドルを懸けたスキンズ形式、英国・アイルランドはディーン・ロバートソン主将が4ホールのショートゲーム競争を設定した。
- 同じ悪条件でも、最終調整の作り方は大きく違った。
ウォーカーカップ開幕前日のラヒンチは、通常の練習ラウンドをそのまま続けるには厳しい風だった。Golf Digestの現地取材によると、突風は最大約50マイル/時。米国と英国・アイルランドは、同じ悪条件の中でまったく同じ練習を選ばなかった。
米国はコース上で競争を作り、英国・アイルランドは終盤4ホールをショートゲームの課題に変えた。どちらが正解だったかは、原典も結論を出していない。ただ、トップアマチュアの大会前練習が「18ホールを普通に回る」だけではないことが具体的に見える一日だった。
363ヤードの1番で、フェアウェイは1人だけ
9月4日のラヒンチは朝から強風だった。米国チームは7人のグループで1番へ向かったが、363ヤードの1番でフェアウェイを捉えたのは1人だけ。2打目でグリーンに乗せた選手はいなかったとGolf Digestは伝えている。
風と雨が強まり、練習を続けるか話し合う場面もあった。普通のスコア作りを前提にするより、悪条件そのものを使って何を練習するかが問われる状況だった。
米国は主将が自分の50ドルを懸けた
米国のネイサン・スミス主将は、2番でスキンズ形式の勝負を提案した。スミス主将は自分の50ドルを賞金として出し、各ホールで単独の最少スコアを取る勝負にした。
強風下でもただ耐えるのではなく、1ホールごとに勝負を作った形だ。ラウンド後、ジェイ・レン・ジュニアはタイラー・ワッツが最も多く賞金を取ったと話したが、金額は明かしていない。
英国・アイルランドは15〜18番を「寄せの試験」にした
英国・アイルランドのディーン・ロバートソン主将は別の方法を取った。選手には1番をプレーさせた後、それぞれが練習ルートを選べるようにし、多くは10番から後半へ移った。
15番からは4ホールのショートゲーム競争を実施した。課題は、15番が横風のピッチショット、16番が中距離のバンカーショット、17番がラフからのチップ・アンド・ラン、18番がグリーン左の壁付近からのチップだった。
ロバートソン主将は、強風ではショートゲームが非常に難しくなるため、難しい課題を置いて集中と楽しさの両方を作ったという趣旨を説明している。
ルーク・ポールターとコナー・グラハムは、この4課題で同じ最少合計となった。2人はいずれも2を2回、3を2回記録した。
同じ強風でも、練習の目的は分けられる
ここからはGOLF DNAの解釈だ。米国は「コース上の競争」を残し、英国・アイルランドは「強風で難しくなる寄せ」を切り出して反復した。悪天候で通常の練習が崩れても、練習そのものを中止するのではなく、目的を作り直している。
ただし、この違いが試合結果にどう影響するかはまだ分からない。Golf Digestも、どちらの方法が有利だったかは大会を見なければ分からないとしている。
面白いのは勝敗予想ではなく、トップレベルでも「悪条件の日は何を練習するか」をその場で変えていることだ。18ホールを予定通り回れない日でも、競争にするのか、特定の技術へ絞るのかで練習は成立する。ウォーカーカップ前日のラヒンチは、その2つのやり方を同時に見せた。
出典:Golf Digest
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3行まとめ
- 英国・アイルランドはウォーカーカップ最終日午前を0対4で落とし、米国に9.5対6.5と3点差をつけられた。
- それでも午後10試合から必要な7点を取り切り、最後はジョシュ・ヒルが18番で決勝点。
- 13.5対12.5で2015年以来の優勝を果たした。