クラブが届かない…借り物でアプローチ指標2位 カブレラ・ベロが語った「アイアンの記憶」
GOLF DNA編集部🇦🇺

3行まとめ
- オメガ・ヨーロピアン・マスターズでラファ・カブレラ・ベロのクラブが現地に届かず、会員の道具とアダム・スコット用に設計されたアイアンを借りて出場。
- DPワールドツアー公式によると第2ラウンドは65。
- 本人は初日のストロークス・ゲインド・アプローチが2位だったと語った。
ラファ・カブレラ・ベロは、自分のクラブが大会会場に届かないままオメガ・ヨーロピアン・マスターズに出場した。急きょ組んだのは、クラン・シュル・シエールGCの会員から借りたクラブと、アダム・スコット用に設計され2021年に使われた「Titleist 681.AS」のアイアンだった。
ところがDPワールドツアー公式によると、第2ラウンドは5アンダーの65。通算9アンダーまで伸ばした。さらにカブレラ・ベロ本人は、借り物でプレーした初日のストロークス・ゲインド・アプローチが2位だったと説明している。
自分のクラブがなくても、数字は出た
カブレラ・ベロのクラブはジュネーブ到着時に見つからなかった。そこで現地のツアートラックから、アダム・スコット用に設計され2021年に使われたTitleist 681.ASを用意し、コース会員のクラブも組み合わせて即席のバッグを作った。
本人は好調の理由を聞かれ、「筋肉の記憶、脳の記憶、そして今度はアイアンの記憶」と冗談交じりに表現した。初日のアプローチ指標が2位だったことについても、アダム・スコットのクラブのおかげかもしれない、という趣旨で話している。
ただし、これは本人のコメントであり、借りたクラブが好成績を生んだと証明するデータではない。第2ラウンドを終えた時点で通算9アンダー、クラブハウス首位とは4打差だったという事実までが公式に確認できる。
自分のクラブが戻ったことで、逆に迷う
興味深いのは、その後だ。第2ラウンドを終える頃には自分のクラブが戻ってきた。
カブレラ・ベロは翌日は自分のクラブへ戻す可能性が高いと話しつつ、借りたアイアンを使ったことで再びブレード型へ戻りたくなったとも語った。好調な借り物を続けるか、慣れた自分の道具に戻すかで迷う状況になった。
「慣れた道具でなければ打てない」とは限らない一例
ここからはGOLF DNAの解釈だが、この2日間だけで「クラブは何でも同じ」と結論づけることはできない。選手1人の短い事例であり、性能比較試験でもない。
それでも、自分のセットが届かないという極端な状況で、急造したバッグを使いながらアプローチ指標で上位に入り、65を記録した事実は面白い。クラブへの慣れや信頼は重要でも、それだけがショットを決めるわけではない可能性を、トッププロの実戦が偶然見せた形だ。
道具の違いを考えるとき、スペックだけでなく「どこまで人間側が短時間で適応できるのか」という視点も加えると、クラブ選びの見え方が少し変わる。
出典:Australian Golf Digest / Golf Digest / DP World Tour
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