最高到達点と 「頂点到達時間」は、 どう 違う?
弾道・空力
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まず答え
最高到達点は、弾道の中でボールが到達した最大の高さです。頂点到達時間は、打ち出されてからその最高点へ達するまでの時間です。前者は「高さ」、後者は「時間」なので別の指標です。高く上がった球ほど必ず頂点到達時間も長い、とは限りません。
詳しい解説
最高到達点と頂点到達時間は、どちらも弾道の頂点に関係しますが、表している量が違います。
最高到達点は、ボールの軌道が地面などの基準面から最も高くなった位置の高さです。距離の量なので、ヤードやメートルで表します。FlightScopeもApex Heightを「ボール軌道の最大高さ」と定義しています。
一方、頂点到達時間は、ボールが打ち出されてから最高到達点へ達するまでに何秒かかったか、という時間の量です。一般的な弾道計測器では総滞空時間は表示されても、頂点到達時間を独立項目として表示しない場合があります。そのため別サービスの数値を比べるときは、何を起点・終点にした時間かを確認する必要があります。
この2つは一対一には対応しません。ゴルフボールには重力だけでなく抗力とスピンによる揚力が働き、しかも速度と回転は飛行中に変化します。鳴尾らは実球の抗力・揚力・空力トルクを測定し、それらを時間積分して3次元軌道と速度・回転速度の時間変化を計算しています。つまり実際のゴルフ弾道では、同じ最高高さでも上昇のしかたや到達までの時間が同じとは限りません。
実用上は、最高到達点を「どこまで高く上がったか」、頂点到達時間を「そこへ何秒で達したか」と分けます。弾道比較では、これらにボール初速、打ち出し角、スピン量、総滞空時間、着地角も合わせて見ると、単に『高い球』『長く浮く球』を混同しにくくなります。