ゴルフ百科事典

芝の肥料は、N・P・Kだけ見れば十分?

芝草栄養・必須元素

あとで読む保存した記事へ →

まず答え

いいえ。窒素・リン・カリウムは重要ですが、植物にはほかにもカルシウム、マグネシウム、硫黄、鉄、マンガンなどの必須元素があります。ただし「必須=毎回肥料で足す」ではありません。空気・水・から十分に得られる元素も多く、必要量は土壌や芝の状態を見て判断します。

詳しい解説

芝の肥料袋にはN・P・Kの数字が大きく表示されるため、この3つだけが芝の栄養だと思われがちです。しかし植物の正常な生育には17の必須元素が知られており、N・P・Kはその一部です。

炭素・水素・酸素は主に空気や水から得ます。窒素、リン、カリウムに加え、カルシウム、マグネシウム、硫黄は比較的多く必要な元素です。さらに鉄、マンガン、亜鉛、ホウ素、銅、モリブデン、塩素、ニッケルなどは必要量が少ない微量要素ですが、少ないから不要という意味ではありません。

ただし、必須元素を全部定期的に肥料として入れる必要はありません。Penn Stateの芝草施肥資料は、芝の養分要求は草種・品種、土壌水分、季節などで変わり、微量要素は通常の土壌では追加施用が必要ない場合も多いとしています。砂主体のグリーンなどでは条件が異なることがあるため、土壌分析や必要に応じた葉分析で不足を確かめます。

特にN・P・Kも、多ければ良いわけではありません。すでに十分ある元素を追加しても芝の性能は必ずしも上がらず、過剰施肥は別の問題を増やします。肥料は「全部入れる」ものではなく、「今不足しているものを必要量だけ補う」ものと考えるのが基本です。