ゴルフ百科事典

適合リストに載っているクラブでも、改造したら不適合になることはある?

用具適合試験・計量標準

あとで読む保存した記事へ →

まず答え

あります。適合リストは提出・審査されたモデルや仕様の適合性を示すもので、改造後の個体まで無条件に保証するものではありません。改造で重量、ロフト、ライ、フェース、外部付属物などの性能特性が規則外になれば、そのクラブは不適合になります。

詳しい解説

USGAの「適合ドライバーヘッド一覧」は、メーカーなどから提出され、規則に適合すると判定されたモデルとロフトを示す一覧です。ただしUSGAは、一覧に載ったドライバーでも、改造によって審査時のサンプルと異なる性能特性にならないよう、プレーヤーとメーカーが確認する責任があると明記しています。

ゴルフ規則4.1aでは、ストロークに使うクラブは、新品のときだけでなく、性能特性が何らかの形で変更された後も用具規則に適合していなければなりません。性能特性には、重量配分、、ロフト、照準機能、許可される外部付属物などが含まれます。

そのため、元のモデル名が適合リストにあることだけでは、改造後の個体が適合している証明にはなりません。USGAは、現場試験でクラブ長、反発性能、溝などが規則に適合しないと判定された個体は、同じモデルがリストに載っていても不適合として扱うと説明しています。

一方、メーカーが規則に適合するよう設計した可変機構は、許可された各設定が用具規則に適合することが前提です。ただしラウンド中に意図的にロフトやライ、重量配分などの性能特性を変更して、そのままストロークすることは別の規則違反になります。

通常使用による摩耗は扱いが異なります。もともと適合していたクラブが通常使用で摩耗しただけなら、規則4.1aでは適合クラブとして扱われます。改造・意図的変更と、通常の摩耗は分けて判断します。