ゴルフ百科事典

昔の飛距離記録と現在の飛距離記録は、そのまま比較できる?

飛距離統計・年代比較

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まず答え

同じ名称の飛距離データでも、そのまま数字だけを比べるのは危険です。測定するホール、対象ショット、使用クラブの識別、集計方法などが時代やツアーで違うことがあるため、同じ定義・同じデータ系列かを確認して比較します。

詳しい解説

昔と現在の飛距離を比較すること自体はできますが、数字の名前が同じだからといって完全に同条件とは限りません。まず確認するのは、その数値が何を測ったものかです。

USGAとR&Aの年次飛距離調査は、PGA TOURについて1968年まで遡るデータを掲載しています。一方、ツアーの「平均ドライビングディスタンス」は、伝統的には各大会で選んだ2ホール程度の計測を基礎にしており、すべてのティーショットを単純平均した数字ではありません。さらにクラブがドライバーだったかどうかをShotLinkで識別した統計は後年に整備されています。

このため、年代をまたいで比べるときは、①同じツアーか、②同じ飛距離指標か、③計測対象のホールやショット条件が同じか、④ドライバー限定か全クラブを含むか、をそろえて見る必要があります。個別の「最長記録」を比べる場合は、風、標高、地面の硬さ、コース設定などの影響も大きくなります。

USGAとR&Aが長期傾向を判断するときも、単発の最長飛距離ではなく、複数ツアーの継続的なデータ系列を使っています。したがって「昔の300ヤード」と「今の300ヤード」を数字だけで優劣比較するより、同じ測定定義の系列内で変化を見る方が妥当です。