ゴルフ百科事典

マッチプレーでOKを出す基準を相手によって変えるのは、スポーツマンシップ上問題になる?

マッチプレー・コンシード/OK

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まず答え

相手によってOKの基準を変えること自体は、ゴルフ規則で禁止されていません。マッチプレーのコンシードはプレーヤーが状況ごとに判断できるためです。ただし、相手を故意に妨害・威圧するような行為や大会の行動規範に反する行為は別問題です。

詳しい解説

マッチプレーの「OK(コンシード)」は、相手の次のストローク、ホール、またはマッチそのものを譲る制度です。R&Aの規則3.2bでは、次のストロークは相手が打つ前まで、ホールはそのホールが終わる前まで、マッチは結果が決まる前までコンシードできると定めています。いったん明確にコンシードすると撤回できません。

この規則には「全ての相手へ同じ距離でOKを出さなければならない」という条件はありません。したがって、相手のパッティングの状態、マッチの流れ、残り距離、ホールの重要度などを見て、その都度判断すること自体はルール違反ではありません。ある相手には短いパットを早めにOKし、別の相手には最後まで打ってもらうという違いだけで、直ちにスポーツマンシップ違反になるとは言えません。

一方、規則1.2は、プレーヤーに誠実に行動し、他のプレーヤーへ配慮し、相手のプレーを妨げないことを求めています。大会が独自の行動規範を定めている場合は、その基準も適用されます。OKの出し方に関連して、故意に相手を混乱させる、プレーを邪魔する、侮辱や威圧を行うなど別の問題行為があれば、コンシードの戦術とは分けて評価されます。

また、両者が事前に「交互にホールを譲って試合を短くしよう」と合意することは認められていません。R&Aの規則解釈では、ルールで許されない相互コンシードの合意を知りながら実行すれば失格となる場合があります。

つまり、OKの基準に相手ごとの差があること自体は戦術上の裁量ですが、その使い方がゴルフの精神や大会の行動規範に反するかは別に判断します。