多層ゴルフボールの コアが 中心から ずれると、 弾道の ばら つきは 増える?
内部構造・同心性
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詳しい解説
多層ゴルフボールでは、内側のコアや外側の層が球の中心に対して偏っていると、ボール全体の質量分布や構造の対称性が崩れます。そのため、見た目が丸くても内部の偏りが大きければ、回転中の挙動や弾道の再現性へ影響する可能性があります。
TitleistはBall Plant 3の製造工程で、特にデュアルコア構造では内側の中心部と外側のコア層を同心に成形することが重要だと説明しています。同社の公開情報では、コアが中心から0.04インチずれた場合、クラブを問わずショットの散らばりが倍増し得るとしており、そのため成形時の時間・温度・圧力を厳密に管理しています。
また、同社は製造途中の材料や各部品を検査し、規格外の試料が出た場合は生産を止めて原因を確認するとしています。これは、内部構造のばらつきを最終製品まで持ち込まないための品質管理です。
ただし、0.04インチという値と『散らばりが倍』という関係はTitleistが自社製品・自社工程について公表しているデータです。すべてのメーカー、すべての構造、すべての打撃条件で同じ割合になるとまでは言えません。
結論として、コアの芯ずれは単なる見た目の品質問題ではなく、弾道の一貫性に関わり得る製造品質です。ただし市販ボールを外から見ただけで内部の同心性を判定することはできないため、個々のボールを自己判断で『芯ずれ』と断定するのではなく、メーカーの品質管理や不良判定を基準にします。