ゴルフ百科事典

TruFirmとCleggの硬さの数値は、そのまま換算できる?

グリーン性能・硬さ測定

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まず答え

そのまま換算はできません。TruFirmは落下体でできるへこみの深さ、Cleggは衝撃時の減速度を測るため、同じ「硬さ」を見ても測定原理と単位が違います。相関する場合はありますが、芝面、水分、交通などで関係が変わるため、機器をまたいだ固定換算は避けます。

詳しい解説

TruFirmとClegg Impact Soil Testerは、どちらも芝面の硬さを数値化する道具ですが、同じ物理量を同じ方法で測っているわけではありません。TruFirmは半球形の落下体が芝面をどれだけ変形させたかを深さとして測り、数値が小さいほど硬い方向です。Cleggは重りを落としたときの減速度を重力度の倍数で測り、一般に数値が大きいほど硬い方向です。

TruFirmは変形深さ、Cleggは衝突時の最大減速度を測り、硬い側へ向かう数値の増減方向が異なります。Cleggのスポーツ用途に示されるgは重力加速度の倍数で、質量のグラムではありません。機種・落下条件・土壌によって関係は変わり、別機種の数値を固定式で換算しません。図は読み方の比較で、装置の外形や落下高さ、具体的な測定値を示していません。

砂主体のパッティンググリーンで両機器を並べて測った大学研究では、2,508組の測定値に有意な直線関係が確認されました。ただし研究の目的は、単純な換算表を作ることではなく、水分や有機物などの根域条件と各機器の反応を比較することでした。

さらに2025年に発表された、の運動場と研究試験区を対象とする研究では、TruFirmとCleggの関係は芝面の状態によって変わり、交通のない試験区では単純な直線関係が有意でない条件もありました。研究者は、落下体の形状や質量、芝の葉層への反応の違いが原因になり得るとしています。

このため、TruFirmの何ミリをCleggの何gへ固定換算する、という使い方は安全ではありません。管理では同じ機器、同じ手順、同じ地点構成で継続測定し、その機器の中で日ごと・グリーンごとの変化を比較する方が適切です。別機器へ切り替える場合は一定期間を重ねて測り、自分のコースでの関係を確認してから基準を移します。