6番アイアンで 距離を 抑える とき、 上級者は 地面反力の 向きより 大きさを 変える?
地面反力・距離調整
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まず答え
12人の熟練ゴルファーが6番アイアンで通常距離と抑えた距離を打ち分けた研究では、距離を抑えるとターゲット側脚の最大水平地面反力が平均約5%小さくなり、力の向きには有意差がありませんでした。この条件では、向きより大きさを調整したと考えやすい結果です。
詳しい解説
地面反力は、どれだけ強く地面を押したかという『大きさ』だけでなく、どの方向へ力を使ったかという『向き』も持っています。距離を抑えるショットで、その両方を大きく作り替えるのか、それとも主に力の大きさを落とすのかは別の問題です。
McNitt-Grayらは、熟練ゴルファー12人に同じ6番アイアンで通常の距離と、意図的に距離を抑えたショットを打たせ、左右それぞれの足の地面反力を2枚のフォースプレートで計測しました。
距離を抑えた条件では、ターゲット側脚の最大水平合力が通常ショットより平均で約5%小さくなりました。一方、その最大水平合力が向いていた方向には統計的な有意差がありませんでした。さらに、各脚の力の大きさと方向の関係や、左右脚どうしの時間関係は、同じ選手の中ではショット条件が変わっても概ね一貫していました。
この結果は、熟練者が6番アイアンで距離を落とす際、地面反力の方向パターンを大きく変えるより、主に力の大きさを縮小して調整した可能性を示します。ただし12人の熟練者・6番アイアンという限定条件で、全クラブや初心者へそのまま当てはめることはできません。
実用上も、『方向は絶対に変えず、力だけ弱くする』と固定するのではなく、自分の通常ショットと抑えたショットで、力の向きが保たれたまま大きさとクラブヘッド速度が落ちているかを比較すると、この研究に近い見方ができます。