ゴルフ百科事典

練習グリーンが混んでいるとき、カップを増やすだけで混雑は減る?

練習施設・混雑管理

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まず答え

増やすだけでは十分とは限りません。カップが分散していれば利用者を広げる助けにはなりますが、入口側に人が集中したり、グリーン自体が利用人数に対して小さかったりすると、数を増やしても混雑や芝の摩耗は残ります。

詳しい解説

練習グリーンの混雑は、カップの「数」だけでなく、どこに置かれているか、利用者がどこから入るか、グリーンの広さ、利用人数で決まります。

練習グリーンではカップ位置が人の集まり方や摩耗の偏りに関わります。図は同じ面積・同じ数のカップで集中と分散を比べる架空例です。三つあれば十分という推奨数、収容人数や安全な配置の保証ではありません。入口、利用人数、打つ方向など実際の運用を合わせて確認します。

USGAは、練習グリーンでは1番ティーやカート道に近いカップへ利用者が集まりやすいと説明しています。そのため、カップ位置を片側から反対側へ移すなど、利用者を広い範囲へ分散させる運用を勧めています。単に近い場所へカップを追加するだけでは、人の立つ場所や歩く経路が同じなら集中は残ります。

またUSGAは、カップ位置をより頻繁に変えても摩耗が改善しない場合、利用量に対して練習グリーンそのものが小さすぎる可能性があり、拡張が必要になる場合があるとしています。つまり、カップ数を増やすことは一つの手段ですが、利用できる面積そのものの不足を解決するものではありません。

運用では、①人が集まる入口・導線を確認する、②カップを広く分散する、③定期的に位置を変える、④同じ場所から繰り返し打つ人が集中しないよう利用範囲を広げる、⑤それでも混雑・摩耗が続くなら面積や別練習面の追加を検討する、という順で考える方が合理的です。

したがって「カップを何個にすれば混雑が解消する」という共通の正解はありません。必要数はグリーン面積、ピーク時の利用人数、カップ間隔、入口位置などによって変わります。