バランストレーニングで 片足立ちの 安定性が 上がれば、 ドライバーの クラブ軌道や フェース角も 安定する?
バランス・スイング再現性
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まず答え
この小規模研究では、片足立ちの安定性は改善しましたが、ドライバーのクラブ軌道やフェース角の再現性までは有意に改善しませんでした。静的なバランス向上が、そのままスイングの安定へ転移するとは限りません。
詳しい解説
OwenらはNCAAディビジョンIの男子ゴルファー8人に、8週間のバランストレーニングを行いました。介入前後で立位バランスを測り、さらにドライバーを10球ずつ打たせ、3次元動作計測でクラブヘッド速度、クラブ軌道、フェース角などの再現性を比較しています。
その結果、片脚・閉眼条件では足圧中心(COP)の偏位が有意に減り、少なくとも一部の静的姿勢安定性は改善しました。
一方、ドライバーのクラブ軌道とフェース角のばらつきには有意な改善がありませんでした。クラブ軌道はp=1.00、フェース角はp=0.54で、クラブヘッド速度の再現性も有意には変わりませんでした。姿勢安定性とスイング運動学の再現性との相関も低い水準でした。
つまり、「片足立ちが安定した=ドライバーのフェースや軌道も自動的に安定する」とは言えません。静的バランスと、短時間で大きな力と回転を扱うゴルフスイングの動的制御は同じ課題ではないからです。
ただし対象は8人だけで、全員が大学男子ゴルファーです。バランストレーニング自体に価値がないという結論ではなく、静的安定性の改善だけを根拠にスイング再現性まで改善したと判断しない方が安全です。